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僕んちのバイクライフ 2024が始まった

2024年の初乗りは

2023年年末は、雪がほとんど無く穏やかな年明けを迎えたと思った矢先に、2024年元旦は能登地震で一変した年明けとなった。

ただ、僕のバイクライフは元旦の飛騨一之宮の初詣から始まっており、地震の時刻にはカブ110NWJCコンプリートType3の上でその異変を実感することとなった。

今年は、地震に飛行機事故、D社問題、T社問題に流動的なH社と何かがおかしいが、穏やかな年になることを切に願う限りである。毎年何度も行った能登、どのような状態、状況なのかと心配している。

2024増車プロジェクト

実は、昨年よりカブ110NWJCコンプリートType4増車プロジェクトが、カミさん主導の下に進んでおり、もうすぐ納車の運びとなっていた。

カミさん曰く、私の為にと買ったカブ110NWJCコンプリートType3は、いつの間にかあなたに私物化されているような気が・・・ということで、『そんなにカブ110NWJCコンプリートType3が気に入っているならずっと貸してあげる』とのこと。

『私は、カブ110NWJCコンプリートType4とのバイクライフを育みます』と意気込んでいる。

おそらくではあるが、慣らしと洗車と維持管理は、僕が担当するのであろう。
まぁカブ110NWJCコンプリートType3のレンタル料金としては、妥当だと納得している次第である。

こうして考えると、皆さんお気づきではあろうが、CB400ssも実は元々カミさんが長年乗ってきた車両であり、それを譲り受けたCB400ssはツーリングマスターへと深化している。

僕んちのバイクライフもカミさん主導で深化しており、僕は維持管理をさせてもらっている作業要員のようである。

さて、僕んちも二人合わせて1世紀とちょこっと人生を楽しんできて、僕は30年、カミさんは18年のバイクライフとなり、気が付くと完熟『おにいさん』と『おねえさん』となっていた。

ここにきてほんの少し?結構??体力の衰えを感じ、今後のバイクライフは高田さんがいつも言われている『緩やかな放物線』を描いてみるのも良いかなという気持ちもあり、カブ110NWJCコンプリートを楽しまれている皆さんなら理解して頂けると思うが、家族同然のように長~く付き合える車両だと言うことをType3により知って今回の増車プロジェクトとなった。

外観はアドベンチャー風で最強のツアラーぽいカブは人気があって乗っている方々もお見えだが、思った以上に重く、ハンドルポジションにも違和感があり、積載状態では極端にバランスが悪く、サイドスタンドだけではバランスが悪く場所によっては倒れることもあるとのこと。

路面状況や積載状態ではフラフラしたりして、足つき性は意外に悪く場所によっては躊躇することもあり早々に手放した話も最近ではちょくちょく耳にするようになってきた。

しかし、カブ110NWJCコンプリートは、14インチのカブプロがベースだから足つきも良く積載状態での安定感はカブシリーズの中では抜群であり、躊躇することなくスイスイとどこへでも行ける。

カブ110NWJCコンプリートはカミさんも僕も大絶賛しており、以前キャンプ場へのちょっとしたガレ場をトップケースにはビールなどを満載した状態でカミさんがスイスイとType3で上がってきて、『余裕だよ』の一言。その使い勝手の良さと、誰が乗っても足つき性の良さとライディングポジションのよさなど、その出来映えは乗っている人にしか分からないのは残念である。

カブ110NWJCコンプリートType4【カミさん仕様】準備完了

2024シーズンに思いをはせていると、Type4ができあがったとの連絡が、ただし飛騨の道路は清めの塩絶賛散布中で新車を走らせるには忍びない。

それならばと、週の予定をカブ110NWJCコンプリートType4の初乗りを最優先としてNWJCへ伺う連絡をし、高田さんからのリクエストである『寒熟だいこん』と共に飛騨から岐阜市へ向かった。

今回居ても立ってもおられず向かったその道中での会話は、「馴らしはどうする」「今年は、あそこに行きたい、行ってみたい」「ピクニックツーリングでは、メニューを増やそう」「何処の東屋の景色がいい」「ほら!あそこやさ!!ほら!!!うーん・・・ほら!すぐに出てこんは(笑)」などとワクワク感満載の会話をしつつ岐阜へ向かった。

カミさんのカブ110NWJCコンプリートType4とNWJCのType4をお借りして2台で早々と走り始めた。

それは今までの110NWJCコンプリートType3よりも手厚く仕上げられたかと思える出来映えと走りで、高田さんの『欲張りなおっさん仕様』と同様に細部にわたるコダワリを再認識することとなった。

今回は、カミさんの知り合いが蕎麦屋さんをやっている関市までの50kmほどを走ったが、インカムで繋がったヘルメットの中での会話は「すげー」「曲がる」「めっちゃいい」「まずい、110NWJCコンプリートType4のカミさんにType3は置いて行かれる」などと話しつつ、美味しい蕎麦を堪能し、カブ110NWJCコンプリートType4との初の対話を終えた。

現在、僕んちの車庫の中で毛布に包まれ手厚い保管状態にある110NWJCコンプリートType4は、早く道路の塩も洗い流され、本格的な2024バイクシーズンが始まるのを今か今かと待ち望んでいる。

そういえば、ご夫婦でカブ110NWJCコンプリートを楽しまれている方々が関東・関西・四国・広島と日本各地にお見えになることを伺っており、やっと仲間入りができたように思います。

西やんのとこも07プロトタイプとType3の2台体制となり、西やんの知り合いのOさんもType4の2台体制となり、なんと飛騨にも40年来のお付き合いでFT400・R1100GSからボンネビルT100へと長年バイクライフを楽しまれて、昨年よりカブ110NWJCコンプリートType3と4の2台体制となられたT・Oさんがお見えになる事を高田さんより聞きました。

今年は是非とも機会をつくって飛騨のT・Oさんと、西やんと、西やんの知り合いのOさんもご一緒にカブ110NWJCコンプリートで『ランチピクニックツーリング』などを楽しみたいなと、カミさんと話している今日この頃である。

乗り続けて初めて判る意外さとその価値について

皆さんご存知の通り、メーカー戦略にハマリ、カラーリングの魔力にとりつかれ購入したアフリカツイン。そのときは所有欲が満たされてはいたものの、いざ乗り出してみると飛騨の道路事情には合わずというか、日本の道路事情には適さない事を体感し、満たされていた所有欲も時間と共に色あせて行った。

持て余すアフリカツインを何とか使いこなしたいと思っていることを見透かしたように、高田さんからアッシちょっとこのSL230に乗ってみよと「欲張りなおっさん仕様」に乗る事になり、僕のSL230とはまったく別物の走りを目の当たりにすることとなる。

この違いは何だと動揺している僕を欲張りで意地悪なジジイがニコニコと見ている。何故、このタイミングなのか。長年トレッキングごっこを楽しんできて、林道から獣道では最強のSL230を前に、持て余すばかりのアドベンチャモデル最高峰のアフリカツインCRF1000がかすんでいく。

アフリカツイン購入時に高田さんに言われた『アッシ、これに乗って何処へ行くの』『やめといた方がいいよ』を再び突き付けられたような思いでもあった。

所有欲は満たされたものの、長年楽しんできたSL230の懐の深さと想像すらできなかった旅バイクとしての意外さを目の当たりにして、これなら楽しめる!!と僕の直感はすでに納得していることに気づく。

しかし、SL230に乗り続けることが無ければこの違いを知る由もなかったと思う。乗り続けてきたからこそその違いや意外さを素直に受け入れることができたことは言うまでも無い。

その後カミさんがSL230TMに乗って能登へ出かけたときCB400ssよりも楽に走れて楽しいと言う。SL230TMの懐の深さとその意外さを実感できたことは容易に想像がつく。

そうこうしているとSL230ツーリングマスターが2台となり、カブ110NWJCコンプリートType3、CB400ss-TMができあがり、そのツーリングマスターラインナップでカミさんと一緒に、近場ワインディング、ピクニックツーリング、キャンプツーリング、一泊温泉ツーリングに夕飯の買い出しと、様々な用途や目的で出かけて楽しんでいると、身の丈に合って気負うことや持て余すことの無いカブ110NWJCコンプリートやツーリングマスターの道具としての価値を知らず知らずに実感していたように思う。

そして、カブ110NWJCコンプリートType4が増車となり、僕んちのバイクライフは益々充実して緩やかな放物線を描き始めたようにも思うが、バイクは今も昔も何ら変わることなくとても危険な乗り物だから油断は禁物であることを肝に銘じて、今シーズンも素敵なバイクライフを皆さんと共に満喫したいと思うのである。

【アツシ】

この記事の車輌・パッケージ(仕様が異なる場合があります)

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