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僕んちのバイクライフ その4 CB400SS-TM/SL230TM

シーズン到来

裏山の北斜面にはまだ残雪があるが、道路わきの雪は無くなり雪以上に白く散布されていた融雪剤も春の雨で流され飛騨にも本格的なバイクシーズンが訪れました。
 
暖かくなってきて、ふらりとカミさんとバイクで出かけてみた。以前は、明日はどこ?どこへ行こう?なんて少々気合を入れての準備してたような記憶もあるが、近年は今日ちょっと時間できたし行く?なんて気軽に気ままに楽しんでいる。

まだSL230がトレッキング仕様のままの頃、カミさんがSL230に乗り、僕はXL250Rで行ったツーリングで、『CBもこの位に軽かったらなー』なんて言っていたことを思い出す。

CB400SS-TM(ツーリングマスター)

CB400SS-TMは昨年より深化の過程を満喫しつつお気に入りの相棒となった。『提案の裏付けは、欲張りなおっさん自らがチェックしなくてはいかんでしょう』と、足回りからブレーキその他、更なるバージョンアップしたCB400SS-TMにより、お気に入りの定番ルートを走り各部のチェックが成されている。

当然、僕のも同じ仕様へとバージョンアップして、27年ぶりのS・Yさんも同じ仕様へと深化したようである。定番ルートをフル積載で走らせて、もうひと手間かけて更に心地よくするとのことで「欲張りなおっさん仕様」とは、おっさんライダーの高田さん自らが納得できるコダワリの仕様の事でもある。

また、高田さんは、蘇るとは黄泉から帰ってさらに力が強くなることも意味しているからと、好きな神話になぞらえて深化とは蘇ると同義であるといつも言われている。CB400SSやSL230 がTM(ツーリングマスター)へと深化することはバージョンアップであり、まさに蘇ると言えることであろう。

その経験と独自のノウハウが盛り込まれると、フル積載でうねりのある路面を走っても抜群の安定感があり、荷物の存在を忘れてしまうほどで、STDのCB400SSからは想像もできない積載時の操作性と安定感はまるで別物となっている。

ここまで変わるものなのかと驚きと満足感が入り混じり、悦に入ると言うのか、悦びと言えばよいのかな。しかし、高田さんの定番ルートによるチェックでは少し仕様の違うSB400SSを走らせて、更に軽快に安定感を高めて心地よく楽しめたとのことで、その仕様へのバージョンUPが楽しみである。

カミさんはCB400SSからのダウンサイジングによりSL230-TMが良き相棒となったが、あのままCB400SSだったなら、おそらく僕んちのバイクライフではなく、僕のバイクライフになっていたのではないだろうか。

僕んちのバイクライフになれたおかげで、お気に入りのCB400SSをTM(ツーリングマスター)へと深化させられたのは、ある意味計画通りだったのかもしれない。

NWJC-TM(ツーリングマスター)へのコダワリ

そうそう、昨年つづら折れの林道を走って帰ってきたとき『スクリーンの防風性は楽ですごく良いんだけど、ちょうど目線にかかって荒れてる道の時、怖いことあるのよね~』とカミさんの一言があった。

また、別な日には『座り方?乗り方?が良くないのかな??すぐに腰とヒザが痛くなるのよね、でもしかたないかな・・』なんてことも言っていた。

まずはスクリーンの話を高田さんにすると、『あっ、なるほどね!アツシよりもカミさんの目線の方が背丈も違うように低く下がってるからね、スクリーン短いのにするか』と一言。

正直いって僕は、どの様な状態なのかはあまり理解していなかったのと仕方ないねと思っていたが、欲張りなおっさん仕様の生みの親ならではのコダワリでサラッと対策を提案してくれた。

シートの件についても、昨シーズンの少し遅い時期に相談したところ、『わかったよ、純正だとどうしてもそうなるね』『Goodなやつを準備するわ』とあっさりと回答があった。これも、おっさん仕様へのコダワリである。

カミさん仕様のスクリーンは、取り替えた直後から『すごく見やすい』との反応で、走り方を見て感じられるくらいスムーズになっている。見やすさによる安心感で安全に扱いやすくなった。

シートに関しても、今年になって『なんだか、足つきが良くなってる気がする。こんなふうだったっけ』とカミさん。昨年シートを変えてからすぐに寒くなりほとんど走る機会が無かったので、新たな発見になったのだろう。

僕には分からなかったが、純正とは微妙に変わっているシート形状の効果で足つきまで向上させてしまうあの『わかったよ』のサラッと一言に、ライダー目線の実体験効果を再認識した思いである。

思い込みによるイメージ

SL230トレッキング仕様でロングツーリングなんて誰も思わないが、SL230で荷物を満載してのロングツーリングなら、ヨタヨタして走りにくいが当然のこととして我慢するか妥協して、乗り難さも含めてヨタヨタと走るのが一般的なロングツーリングで、多くのツーリングセロー250も同様であろうことは充分承知している。

CB400SSでも同様にフル積載でのロングツーリングならば、高速安定性はゼロ、直進安定性もゼロ、ワインディングでの軽快な操縦性など論外。でも、いつもの事ではないから我慢して妥協してヨタヨタと走り、北海道へ行ってきた。なんて話はそこら中にある。

最近、流行りのカブでも同様ですよね。寺山さんがJA44のカブに乗られている同僚の方とキャンプに行かれて、カブ110NWJCコンプリートとJA44のカブ110との違いを目の当たりにされたことで、カブ110コンプリートがバイク屋の実体験による提案であることを実感されたことと思いますが、一般的にはカブならどれでも似たり寄ったりで、見た目が最優先というのが一般的ではないでしょうか。

せっかくのロングツーリングで我慢と妥協が影のようについてくるのは当然の事と思い込み、フル積載となれば尚の事、心地よさよりも乗り難さをイメージしてきたのも事実である。が、売るためにはフル積載でも楽しめるイメージの提灯記事はそこら中にあるのも事実である。

ユーザーボイス『カブ110NWJCコンプリートType2とJA44型カブでキャンプ』

SRの対抗馬だったCB400SSだが、SRはカフェカスタムのベース車両のイメージで、フル積載のロングツーリングを楽しむイメージは微塵もないが、CB400SSはSRの対抗馬というだけでそのどちらでもない中途半端なイメージだったからいつの間にか消えてしまったのかな・・・?

大型ツアラーならばどうだったか、ST1100 BMW1100GS トライアンフT100 CRF1000アフリカツインと乗り継いできたが、A点よりB点への道中で脇道へ逸れるとか、立ち止まることも億劫になり、移動することが目的となって、道中の事はあまり覚えていないのが現実であり、道中を悠々と楽しめたのはトライアンフ ボンネビルT100のみで、今思うと何故手放したのか何故だ・・・後悔している。

大型バイクは、日本の道路事情でバイクライフを満喫できるとは言い難いのが現実である。新しいモノがすべてに良いとしたイメージは、排気量や車格を問わず、憧れや好奇心に存在感を満たす為に所有欲を煽るメーカーの販売戦略によるレビューや動画など、まさにイメージの刷り込みには最適であろう。
憧れとイメージに取り込まれた経験者である僕には納得です。

売ることが最終目的か乗り始めてからのバイクライフか、とは高田さんがよく口にされることですが、SL230にしてもCB400SSにしてもTM(ツーリングマスター)への深化は、「速さより心地よさ」と「何かに特化しない曖昧さ」に「和洋折衷の大らかさ」で、気負うことなく自由気ままにフィールドを拡げて、とある。

まさにカミさんの走りがノビノビと大らかに楽しんでいる。それを見ると、僕もそのコンセプトには納得でありますが、そのコンセプトはTM仕様に乗ったことの無い人にはイメージすらできない難解なことであろう。

そうなるまでの車両は、表現がおかしいかもしれないが、イメージと異なることは“乗り手が車両に合せて妥協することでもある”それが嫌ならライテクで・・そんな感覚だったが、TM(ツーリングマスター)として仕上がってくると“車両も自分も相互に歩み寄って人車一体の楽しさがある”そんな感覚になることに気が付いた。

お気に入りのバイクがTM(ツーリングマスター)化したことでこれからも対話を楽しみながら、カミさんと共に僕んちのバイクライフは益々充実していくのだろうなと思っている。

この記事の車輌・パッケージ(仕様が異なる場合があります)

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