SL230TMの慣らしツーリングに同行
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SL230TMの慣らしに同行された寺山さんよりツーリングレポートが届きました。燃費やパワーの問題などについてはパワーウエイトレシオが影響することをお伝えしたのですが・・・。
冗談を交えて皆で青空ランチと楽しい時間を過ごすことができて、寺さんはじめ皆さん大満足の一日となりました。次回はカブ110NWJCコンプリートで野蛮人Gさんのカブ110NWJCコンプリートType4デビューも含めてキャンプツーリングを楽しむことができればと思います。
SL230TMの経年劣化を体感
高田さんの愛機SL230TMがとうとうエンジンのオーバーホールに仕掛かった頃、僕のSL230TMは順番待ちのため、今回はエンジンオイルとプラグ交換・バルブクリアランスの調整で暫しの我慢。
僕のSL230TMは36,500Kmの走行距離ですが、NWJCさんで定期的なメンテナンスを施してもらっておりすこぶる調子が良いです。
今回の上記メンテナンスではバルブクリアランス調整は基準値の中央値であったため確認のみで調整には至らなかった。定期的に調整を行ってきたことによって各部が馴染んできたようです。
プラグは電極の摩耗が見受けられたので交換、エンジンオイルは2,000Kmの交換周期で管理していますが、今回は1,500Kmで早々に交換しましたがオイルの汚れはかなりのものでした。
エンジンオイル交換後は信号待ちでのニュートラルへのチェンジもスムーズになり距離や期間でのオイル管理よりも体感によるものも大事だと実感しました。
プラグを交換したことで力強さが戻り、バルブクリアランスも最適だからベストな状態を覚えておこうと思いました。
一週間後、高田さんのSL230TMの慣らしツーリングに同行し、僕のSL230TMは疲れていたんだと目の当たりにすることに・・・・。
5台のSL230TM集合
今回、高田さんのSL230TMの慣らしツーリングに4台のSL230TMが同行した。
西邑さん 1万キロ弱で絶好調 アツシさん 2万キロ弱で絶好調 S・Oさん 50,000Kmを超えてシリンダー上部のオーバーホールで絶好調。
僕のもバルブクリアランス基準値内でオイル交換も終えて絶好調と思っていたが、まずは登り坂で差を感じた。みんなのSL230TMは6速で力強くトコトコと登っていき後半は加速していった。
僕のSL230TMは早々にノッキングが起こり5速へシフトダウン、6速で限界まで粘ると5速に落としてもエンジンはついてこず4速まで下げ5速に上げる始末。
おまけにファイナルレシオはみんな同じであったが更に1丁ロングにしたいとのこと。
僕にしたら「えっ?そんなに力強いの?」ってな感じの蚊帳の外状態で・・・・・。
そして燃費は、180Kmくらい走ったところで給油して、みんなより1ℓ余分に消費していた。
もうこうなると一点集中攻撃の的ですよ!!
一日中「デブだからガスも食うし登りはギヤを下げないと登らんし」
とても愛のあるお言葉に一日中癒されました(笑)
グッドコンディションの奥深さ
今回のツーリングでは、同じ車両を走らせたことで自分のマシンの健康診断ができたことはとても良い経験になりました。
排気量が小さいため扱いきれるパワーと軽量コンパクトな車格故に分りやすかったです。エンジンオイル交換、プラグ交換、エアクリーナ交換だけで乗り回している方々がほとんどだと思いますが、それでマシンが元気になったと勘違いしてはいけないと気付いて頂ければ幸いです。
ドライブチェーンの伸びに対する調整機構があるようにエンジン内のバルブクリアランスにも調整機構があります。メカには定期的に調整が必要な個所には必ず調整機構が設けてあることを高田さんから学んだ。
しかし、チェーンの張り調整1つにも、サスペンションのストローク等と同調させる必要があるためむやみに調整はできない。
ましてやエンジン内のバルブクリアランス調整などはもっと経験が求められる作業だから、村田さんのブログでユーチューブの動画について紹介されていた、ゲージを使わずに手の感覚だけで調整できるとは、「神の手というよりも孫の手」という表現は「手軽で便利という事か」実に面白い。
話がそれたが、調整範囲にも限界があり時期が来たらそれなりの重度なメンテナンスを施す必要があることを今回の違いを体感できたのは良い体験ができたと思う。
永く乗り続けたいと思える車両だからこそ妥協はできない。近々僕のSL230TMもグッドコンディションへとリフレッシュしてもらおう。
その時はNWJC独自の拘りメンテナンスにより、SL230の開発当時+アルファのポテンシャルになる事を期待している。
高田さん、S・OさんのSL230TMのように走行距離が50,000Kmと伸びていても、メンテナンスにより力強く大地を蹴る感じでこの秋のベストシーズンを堪能したいと思う今日この頃です。
レポート 寺山