バイク屋の備忘録

CB400SS-TMを楽しむ リターンライダーS・Yさんから その3

27年ぶりのリターンライダー S・Yさんから、今年初の遠乗りを楽しんだレポートが届きました。

昨年の11月は深化しつつあるCB400SS-TMを駆って南飛騨を楽しまれて、足回りの違和感を打ち上げられていた。

春までにはと、延び延びになっていたが、少し春らしい情報が飛び交うと、まだ~、いつごろになるのかな~、はやくして~と、歳はとってもその性分は何ら変わらず健在であった。

メンテナンスが終わり、準備が整うとその週末には知多半島へ河津桜を見に「春みっけ」と称してツーリングを楽しまれたようです。

CB400SS-TMで「春みっけ」を慣行

昨年の良き一日を振り返る

新型コロナウィルスの感染拡大も底を打った感じで下火となったのは昨年の事、今年の2月1日は岐阜県では過去最高の感染者数を記録して、緊急事態宣言も再延長となり中々落ち着く気配が見えない今日この頃ですが、一日も速い終息を願うばかりです。

究極のソーシャルディスタンスと想い、晩秋の南飛騨にCB400SS-TMで出かけたのは昨年の11月のことであった。天気は、晴れ。それも小春日和で空気も暖かい一日だった。
エンジン始動、絶好調のCB400SS-TMは、平成こぶし街道(関金山線)をのんびりと北上した。

このコースは、ワインディングは少ないものの高低差もありそれなりにアクセルワークを楽しめるうえ、田んぼの、はざ掛けはもう無くなっていたが、もみがらを焼く風景はなんか懐かしい日本の原風景を思い起こさせるお気にいりの定番コースでもある。

金山からはR41号で下呂方面に。途中、JR高山線のワイドビュー飛騨との併走もあり、中山七里の散り始めの紅葉と飛騨川に沿っての景観を楽しんで、下呂の手前からR257で舞台峠を経由し付知、中津川まで走り抜ける途中、何台かのバイクとすれ違ったり、前後して走行したが、思い返すと大型バイクが多かったように思う。

雑誌の記事にも空前のバイクブームとも掲載されていたが、今のインジェクションバイクってどうなんだろ。とそんなことを想いながら、空冷シングルのCB400SS-TMの鼓動感が妙に調和したノスタルジックな雰囲気は心地よく、勝手に気分上々だったことを思い出すが、あれからすでに3か月が過ぎた。

今年初の少し遠出を楽しむ

今シーズンの冬は、昨年と違い曇り、雪の舞う日が多く、冬らしい日々が続いている。特に週末は(笑)、昨年の紅葉ツーリング以来、バイクに跨がることもなく3月を迎えて、バイクと一緒に出かけたくなった。

実は、今回の「春みっけ」まえに、CB400SS-TMはさらに深化を遂げている。

それは、昨年の晩秋にCB400SS-TMで楽しい良き一日を過ごせたが、足回りには少し物足りなさを感じていて、そのことを打ち上げると、案の定の小出し情報によると最適な仕様があるとのことだった。

早く足回りを調整してもらいたいものだ。はやくして~(笑)でやっと準備ができて、もう我慢が出来なくなり、早春の知多半島に「春みっけ」を慣行してみた。

名古屋高速では、アップダウンもなく、ワインディングに併せてのシフトダウン、シフトアップ等も少なくアクセルワークのみで流れにのって走行、海岸線では久しぶりの海に気分はハイテンションで歓声を一人あげながらの走行。(笑)

CB400SS-TMで、これだけストレスなく走行できるのは、まずは昨年から違和感を覚えていた足回りの変更で、スプリングレートを変えてSHOWA製リザーバータンク付に換装して、フロントサスとのバランスを整えたことで、フワフワ感が解消して直進安定性と気持ち良いコーナーリングが楽しめる軽快感が増した。

スプロケットは最高の真円度と耐久性を誇ると言われるISA製の35Tに交換して加速とエンジンブレーキの滑らかさは別物となった。そして軽快な走りを楽しむためにフロントブレーキのローターの変更では、制動力も抜群でコントロール性も高く、いろいろな事を思える余裕が生まれた。

昨年のツーリングを思い出して記述した雑誌の「空前のバイクブーム」であるが、バイク本体の価格がべらぼうに高くて驚きを隠せないのは私だけだろうか。キャブ車であれ、インジェクション車であれ、定価よりかなり高く表示されている場合もあるようだ。

たしかに物の価格は、需要と供給のバランスできまるし、バイクブームで市場にある台数より購入したい人が多ければ価格はあがるのは分かるが、それにしても高額表示となっていた。

そもそもバイクは、自分の時間を豊かにしてくれる道具であると思う。その道具が簡単に手の届く価格でなかったら・・・まさか、これほどまでに高額なのにはバイクが投機目的の道具となっていないのだろうか。それなら道具違いの本末転倒である。そんなことも思いながら走りを楽しむことができた。

話がそれましたが、今回の深化のおかげで、名古屋高速では路面に動力が完全に伝わりフワフワ感は全くなく、余裕で流れに追従できた。

「あれ、トップに入れたはず。」と何回も確認したがギアはトップ。まだまだ上がある感じの力強さがあった。

ブレーキも目標地点で、ただ止まるのではなくスムーズにグーっと停止できるし、アクセルワークはトルクを感じながら開け閉めが本当に楽しい限りであった。

優れたパーツを選び出すのも経験値が求められるが、交換するだけではこの感じは出ないのではないか。

リアサスペンションの交換だけでは、前後のバランスが悪くなりフロントはフワつくし調整しないとパーツ本来の性能が発揮されないことも、今回の走りで実体験に基づくメンテナンス効果を実感できた。

そんなことを思いながら80~90キロのゆっくりとした流れから更なるハイペースでの安定感もさることながら、スクリーンが無かったら出発時の寒さも、ぜんぶ身体に当たっていたわけだから、TM専用スクリーンの防風効果を改めて実感することができた。

仕上がってきたNWJCツーリングマスターのすごさというか、何でこんな事ができるんだろうと、その発想の意外さと不思議さも、最高に楽しむことができた。

早咲きの河津桜と青い海をのんびり見ながら帰路についた。気持ち良い走りで楽しめるのは、セッティングによるトータルバランスのおかげでもあり、いつもバイクをベストに調整してもらいありがたいものだ。(^_^)
もう少し暖かくなったらまた出かけてみようと思う。NWJCさん、ありがとう。

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