ダウンサイジングを楽しむ親爺ライダーたち
経験豊富なおやじライダー達の多くは、若かりし頃エンデューロ・MX・ロードレースなどに情熱を燃やし、Bigオフ(最近ではアドベンチャーと言う)を駆って林道へ入り込み、大型ツアラーで幹線道路や高速道で長距離を駆けて憧れや好奇心を満たしてきたが、歳を重ねたことでBigバイクへの所有欲や好奇心だけでは充実したバイクライフは得られない事を実感している。

余裕を持って走れる大型バイクが最適で人気とのことだが、経験豊富なおやじライダー達は、歳を重ねると大型モデルのサイズ感は持て余すこともあり、幹線道路や高速道がメインとなり単調なルートを移動するだけではつまらない場合が多くなることは重々承知している。
しかし、ライダーの平均年齢も56歳となり楽しみ方は10人10色で、メーカー系イベントや道の駅でのコミュニケーションに参加するためにバイクが小道具となる場合も多く見受けられるのが実情ようである。
若かりし頃と同様に自由気ままにフィールドを拡げて脇道へ入り込んで、バイクならではの一体感と操る楽しさでバイクライフを満喫するには、長年の経験から体力的なことも考慮すると身の丈に合った250クラスへのダウンサイジングが最適であると、改めて実感している話はよく耳にする。
しかし、CRF250Lなど現行250クラスへダウンサイジングしてバイクライフを楽しむためには、積載状態での安定性や操縦性など様々な違和感や問題があり、所詮は250だからと妥協することが当然のように思われているのが実情だがそれは大きな誤解である。

経験豊富なおやじライダー達は、ライダーとしての実体験が豊富なバイク屋であれば、メーカー出荷のSTDでは物足らない未熟なところは、メンテナンスやモディファイにより対策が出来ることを経験から知っているし、歳を重ねたことでダウンサイジングの良さを実感してそれぞれによきバイクライフを満喫している。
ダウンサイジングによる充実したバイクライフ
SL230によるトレッキングごっこは、ポコポコと歩くような速度からアナログバイクならではのライディングの面白さにも触れ、新たなバイクライフの始まりとなっている。歳を重ねた経験豊富なおやじライダー達は、気負わず持て余すことや道を選ぶことも無く、自由気ままに使いこなせる車格と排気量へのダウンサイジングが最適であると思い始めているのは皆同じである。

それは、バイク屋のおっさんライダーが、フル積載で歩くような速度からワインディングや高速道までを自らが楽しみ、おやじライダー達の素敵なバイクライフのために「SL230欲張りなおっさん仕様」によるダウンサイジングへの提案も同時に始めていたが、軽量コンパクトなSL230で充実したバイクライフを得る事ができるとは誰も思っていなかったのも事実だった。
同じSL230に乗っているおやじライダー達は積載状態では決して楽しめない事は知っていたが、問題点や違和感を補うためのモディファイにより、一般道をメインとした日帰りの走行距離や積載量が飛躍的に増えて、Bigバイクとは異なる楽しさや面白みが有るようで気になり始めていたようだった。
その後、欲張りなおっさん仕様がSL230TMとなりCRF250TM等の深化は、歳を重ねた経験豊富なおやじライダー達も道を選ぶことや躊躇することの無いダウンサイジング効果を目の当たりにして、充実したバイクライフを満喫しているから皆からの本音レポートが届き次第紹介したいと思う。
飛騨のアツシよりダウンサイジングについてのレポートが早々に届きました。
SL230でダウンサイジングを楽しむ
SL230でトレッキングごっこを始めた頃は、R1100GSでも走っていた。トレキング仕様のSL230で獣道を行ったり来たりの中での気づきは数多くあり、知らず知らずのうちにバイクとの一体感と言うか操る楽しさは、ライテクでどうこうよりもアナログによる感性であると気付くことから始まった。
それは、R1100GSで林道をヨタヨタと走ることでも、SL230のトレッキングごっこにも似たアクセルワークとステップワークが連動した操作で、ガレた林道でも巨大なR1100GSが右でも左でも安定して進み始めたのは驚きだった。
カミちゃんも、トレッキングごっこによりR1200Cからタイガー955iに乗り換えて林道へBigオフを乗り入れてトコトコと楽しめるようになり、お互い新たなバイクライフを得たのは20年も前の事。
欲張りなおっさん仕様がツーリングマスターへと深化
大型バイクが長距離には適しているだとか、アドベンチャーカテゴリーのバイクは走破性が高いとか、世間でよく聞くことではあるが、それは所有欲や販売のためにコントロールされた情報の中だけのことであると実感している。
それはトリコロールに魅せられたCRF1000アフリカツインで実証済である。
大型バイクに憧れや興味を抱いた時期もあり、その大型バイクなりの楽しみ方でキャンプにも出かけて楽しんできたが、車体の重さと荷物の重さによる総重量がある時から突然苦になりだして、ストレスか気負いなのか体力と気力が消耗し集中力は途切れてとても疲れたツーリングを体験したことが有る。
歳をとる事による体力の衰えは、一つ間違うととても危険なことになりかねない事だったと記憶している。
そして僕のSL230の深化が7年前から始まり、トレキングごっこでポコポコと使っていたSL230が欲張りなおっさん仕様となり、SL230TM(ツーリングマスター)へと深化していった。
それは軽量コンパクトであれば使い勝手が良いというわけではなく、エンジン・ブレーキ・サスペンション等、走る・止まる・曲がるが整えられて深化した、SL230ツーリングマスター(TM)ならではのトータルバランスがバイクライフを更に面白くしている事を実感する事が出来た。
それはボルトオンパーツを付けたり単なるドレスアップなんて浅はかな事ではなく、物足らないところや違和感に思うところ等、バイク屋のオヤジも違和感に気づいてくれたことで対策と補強もできて、SL230の良さを最大限に引き出しての深化だったが、バイクに乗らないバイクShopでは「こんなものです」となり、ドレスアップに終始してこんな楽しさに出会う事は出来なかっただろう。
僕んちよりダウンサイジングへの奨め
僕のSL230は新車で乗り始めて20数年が経っている。
旧くなると経年劣化により性能が落ちていくと思うのが一般的であろうが、うちのカミさんと共に2台ともてんこ盛りの荷物を積んでも軽快にワインディングを駆け抜け、高速道でもSTDのSL230にボルトオンパーツを組み付ける程度では想像もできない直進性や安定感などにより、新たなライディングの楽しみを得ることができた。
うちのカミさんも、CB400ssよりもSL230TMのほうが高速道でも楽に走れる事や、積載状態でもワインディングを躊躇することも無く悠々と駆け抜けて、ダウンサイジングしても充分に楽しめることは信じがたい事のようだった。
しかし、ブランドやスペックにインプレだけでは判断が出来ないことが沢山あることを知り、自分自身で体験したことは大いに納得できることだから、SL230TMにダウンサイジングすることは、まるで新たなバイクライフが始まったような充実感で日々楽しんでいる。
一般的に250クラスへのダウンサイジングは所詮250クラスだからと妥協することがほとんどのようだが、それは誤解で対策は充分可能な事である。ダウンサイジングを検討している同世代の親爺ライダー達に、実体験による裏付けをもって、そのよさを伝えたいといつも思っている。
それは、経験豊富なバイク屋のおっさんライダーによるメンテナンスやモディファイにより、SL230の懐の深さプラスαが発揮される事とでも言えばよいのか、意外な事が次々と具体化されて、本当の意味で深化するという貴重な体験が出来ていることに気づいた。
SL230へのダウンサイジングは、気負うことも無く思いのままに楽しめるよう多くの要素をギュッと詰め込んで深化しているから、乗り続けた時間の経過によりその良し悪しというか懐の深さや特性が浮かび上がってくることも解りやすく実感することができた。
僕とかみさんは、SL230が気負わず楽しめる良き相棒へと成長したことと、歳なりのよきバイクライフを得たことは嬉しい限りであり、共に今年も大いに楽しみたいと思う。












