カブ110NWJCコンプリートで恒例のキャンプ
昨年、恒例のカブキャンプは、おっさんライダーの体調が悪く、いつものメンバーも予定が合わず共に出かける事が出来ず取りやめとなったが、今年も飛騨のアツシが幹事で いつものメンバーと共にカブキャンプに参加する事が出来たのは何よりである。

当日は天候が悪く夜からは雨で、翌日はかなり激しく降るとの天気予報だったが、カブ110NWJCコンプリートならではの防風雨効果の高いレッグシールドとNWJCオリジナルスクリーンにより、旅の途中で出合うことのある悪天候でも苦もなく安全を第一として走り続ける事ができる事は皆も経験により納得である。
北へ向かって50Kmほど走った辺りから霧雨となり、路面もうっすらと濡れ始めていたが、キャンプ道具などフル積載でもカブ110NWJCコンプリートならではの操縦性や安定性により、なんら躊躇する事もなくワインディングを軽快に駆け抜けて行くが、CT110に乗る御大オジはレッグシールドもスクリーンも無く大変。
カブ110NWJCコンプリートはバイク屋自らが気負わずバイク旅を楽しむために
カブが全国的なブームとなり各地でカブミーティングが開催され、多くの方々がカブを楽しまれている事はとても喜ばしいことに思う。
バイク屋NWJCでは、持て余すことなく、季節を問わず、自由気ままにフィールドを拡げて、バイク屋自らがスペックやライテク云々よりも、速さより心地よさでバイク旅を楽しめるようにと、2013年2月よりカブ110NWJCコンプリートによるNWJCカブ物語が始まり今年の2月で12年となり13年目を迎えた。

カブ110プロをベースとしたカブ110NWJCコンプリートを企画する以前は、タイカブ125やそれ以前は逆輸入のCT110等で、ノンビリとバイク旅を楽しめる仕様について色々と試していたが、バイク旅での積載力は必須で、その量は70~100L程で大型ツアラーでもカブでも変わらないのが実情である。
しかし、カブの車格ではフル積載状態になると操縦性や安定性において、ある速度域を超えると問題があり、特にワインディングでは後方の後続車ばかりが気になり、心地よく楽しめないことが解った。
2009年には積載状態を前提に働くカブとして14インチのカブ110プロの発売により、プロをベースとして「速さより心地よさ」「何かに特化しない曖昧さ」「和洋折衷のようなおおらかさ」をコンセプトに「自由気ままにフィールドを拡げて」「季節を選ばず」カブ110NWJCコンプリートによるバイク旅を楽しむ「七馬力紀行」が始まった。

2010年には、17インチのカブ110やタイカブでカブ110NWJCコンプリートと同様の仕様で積載状態での操縦性や安定性などを比較する為にサイドパニアも装備した仕様を試作したが、17インチのカブではある速度域を超えると操縦性や安定性に違和感があり、積載状態では妥協しながら走り続ける事になり、気負うことなくバイク旅を心地よく楽しめないことが判明した。
2014年6月にはJA07型のカブ110プロをベースとした110NWJCコンプリートプロトタイプで定番の西へ向けてバイク旅を楽しみ、途中で皆と合流してキャンプも楽しみ、往復1500Kmを速さより心地よさで悠々と走り続けて、カブ110NWJCコンプリートによる新たなバイク旅の面白さと楽しさを実感。

翌年の2015年5月にはJA10型の110NWJCコンプリートType2を駆って、フル積載で九州から北海道まで列島縦断を楽しみ、積載時の安定感やレッグシールドとオリジナルスクリーンによるフェアリング効果など、カブ110NWJCコンプリートでバイク旅を楽しむため、バイク屋自らの実体験より貴重な情報を得る事が出来た。
2017年5月は女性スタッフのY・110さんが、「小柄な女性ライダーでもフル積載状態のJA10型の110NWJCコンプリートType2を駆ってバイク旅を楽しむ事ができるか試したいから、おっさんライダーと同じルートを走りたい」と要望があり、少し躊躇したが、Y・110さんも気負うことなく悠々とバイク旅を楽しみ新たなバイクライフを提案することが実証できた。
その後Type3・4と継続して「速さより心地よさ」「何かに特化しない曖昧さ」「和洋折衷のようなおおらかさ」で時間に余裕のある方々は日本一周を悠々と楽しみ、日常は通勤快速であり、非日常は「速さより心地よさ」のバイク旅など、日本各地で多くのライダーに多用途に愛用されているのは嬉しい限りです。
いつものメンバーと共にカブ110NWJCコンプリートでキャンプを楽しむ
今回のCabキャンプには、当時よりCT110に乗り続けている御大オジをはじめ、西やんのJA07型のプロトタイプからType2・3・4と、カブ110NWJCコンプリートの始まりから現在に到るNWJCカブ物語の主役が勢揃いして、悪天候でも皆と共によき時間を過ごす事が出来たのは何よりである。

いつものメンバーは、40年以上共にバイクライフを楽しんできた古株から、10年目を迎える若いライダーまで、カブ110NWJCコンプリートを共に楽しみ、SL230TMやトライアンフ空冷モダンクラシックにBMW OHV R100RS・CS・GSなど、それぞれのバイクライフを尊重している気心の知れた仲間である。
今回は旧くからタイカブやカブ110NWJCコンプリート07型のプロトタイプやType2などを共に楽しんできた村やん、キャンプ料理長のNomuさん、里見さん達は仕事のため参加が出来ず残念です。

また、07型からType2・3へとカブ110NWJCコンプリートに乗り続けて、Type4はCT125やクロスカブを同時に所有してジックリと比較することで、ハンドルポジション、足つき、フェアリング効果、積載状態での安定性や操縦性など、数百キロのチョイ乗りから1000Km以上のバイク旅まで、Type4が使い勝手も良くお気に入りであるKTRさんは、体調不良のため参加できなかったことも残念です。
仕事や体調不良のため参加できなかったことは残念であるが、次回は普段では味わえない雪道ツーリングで、カブ110NWJCコンプリートならではの面白さを皆と共に楽しめればと思う。

カブ110NWJCコンプリートは、JA07型ベースのプロトタイプからJA10・42・61へと進化しているのに合わせてType2・3・4と深化している。旧い07型やType2・3は足回りやエンジン等にも「こんなものです」ではなく、メンテンスやモディファイを加えて軽快な走りを楽しめるよう深化しているから、それぞれのカブ110NWJCコンプリートをよき相棒として楽しまれているのは嬉しく何よりです。

カブ110NWJCコンプリートやNWJCツーリングマスターなどを深化させ育てる事は、土岐さん、西やん、オジ、村やんたちと共に、エンデューロやMXにトライアルそして全日本ロードレースなど、ライダーとメカニックが連携して戦い、コンディションを整える事で常に意見交換を繰り返してきたことにも似ている。
カブ110NWJCコンプリートに限らず、スペックやライテク云々よりも速さよりも心地よさで、初心者から経験豊富なベテランまで、自由気ままにフィールドを拡げてバイク旅を楽しむライダーのために、いつものメンバーからの要望や声は、Goodコンディションに整える過程において、メンテナンスやモディファイに様々な施策を提案している。
カブ110NWJCコンプリートは何かに特化しない曖昧さが魅力
日常は通勤快速やチョイ乗りの足であり、休日は季節の彩を楽しむツアラーであり、キャンプ道具などを積み込んで悠々と走り続ける旅バイクでもあり、林道や雪道ではデュアルパーパスというのかアドベンチャーと云えばよいのか、どんなフィールドでも何かに特化することの無い曖昧さによる多用性が、カブ110NWJCコンプリートの面白さであり楽しさであると、いつものメンバーも実感している。
いつものメンバーの中には、カテゴリーに特化した所謂レーサーと云われる車両で競技を続けてきた人たちも、歳を重ねたことで価値観が変わり、参戦するよりも観戦することを楽しむようになり、好きなバイクは何かに特化することの無い曖昧さにより自由気ままにフィールドを拡げるバイクライフを楽しんでいる。

特に一般道の雪道では、最強と言われるBigアドベンチャーでも無理な事だが、カブ110NWJCコンプリートであればハラハラドキドキを無邪気に楽しみ、積載状態のバイク旅では最悪の路面状況でも、ハンドルポジションにシート高などが最適のためか2輪2足で気負うことも無く通過できること等、何かに特化しない曖昧さがカブ110NWJCコンプリートの魅力であることは、経験豊富ないつものメンバーはご存じの事である。
バイク屋NWJCは、同じバイク乗りとして素敵なバイクライフを満喫するために応援しています。
何なりとお気軽にご相談ください。






