バイク屋の備忘録

CB400ss-TM(ツーリングマスター)を楽しむ

岐阜は猛暑が続いているが、久々にCB400ss-TMを駆って奥美濃から奥飛騨方面にて自由気ままにフィールドを拡げ、速さより心地よさでNWJC-TM(ツーリングマスター)を楽しんできた。

CB400ss-TMのトラディショナルなスタイルは秋の景色に溶け込むようで違和感も無く、秋祭りの幟と色づいた稲穂の日本の原風景を眺め、脇道へ入り込んだススキの原っぱでは簡単には出られなくなりそうで大慌てしたが、それもCB400ss-TMによる道草の面白さかな。

CB400ssは新車から18年が経過しているが、メーカー出荷時のSTDは工業製品として完成品でも、バイク屋のバイク乗りとして「乗り続けないと判らないこと」「乗り続けて解かること」など、道具としては未熟で未完成である事が色々と見えてくるのが面白く楽しむ事が出来た。

CB400ssはSR400と同様で、カスタムパーツを取り付けるドレスアップカスタムによりカフェスタイルやトラッカースタイルの雰囲気を楽しむ事が主流ようだったが、普段のチョイ乗りからフル積載の旅バイクまで想像もできない使い方でもその実力を発揮させて、CB400ss-TMへと深化させる過程を楽しむ事が出来たのは何よりであった。

バイク屋でも乗り続ける事が無ければ、違和感や問題に気づく事や何も思う事も無く、「こんなものです」となり、メーカーの商品説明と所有欲をあおる提灯記事によるセールストークとなり、ボルトオンパーツ等のカスタムが主流となるようだが、用途や目的によってはそれらが総てではない。

また、乗り出してからの違和感などは「こんなものです」となり、原因はバイクではなくライダーの技量であり、スキルアップが求められてライテク云々と問題がすり替わることはよく聞く話であり、どんなにお気に入りでも 「乗らなくなる」のでは無く、違和感によるストレスにより「乗れなくなる」のが実情であり、ライテクでは解決できない違和感への対応も無いままに、手放すか乗り替えが使い捨ての消費文化と思う所以である。

バイク本体に原因のある違和感をライテク云々と問題がすり替わることはよくある話で、日本市場では成果主義によりバイクは売る事が最終目的の使い捨ての消費材となる場合が多く、コンディションを整えて乗れば乗るほどにその変化を楽しみ、良き道具へと育てるバイク文化が無いのが実情であると常々思うようになった次第である。

人の関わる領域が広い程バイクは面白い

平均年齢は55.5歳となり高齢化が進む二輪市場では、売るが為の提灯記事は所有欲をあおり、余裕を持って走れる大型モデルや最新の機能満載のバイクが最適で人気とのことだが、気後れするような車格や車重では持て余すばかりで、自由気ままにフィールドを拡げる事や立ち止まる事もできず、点と点をつなぐ単調な線を描くことになり、所有する喜びも時間と共に色あせて乗らなくなるのが現実のよう。

CB400ssと同様のトラディショナルなトライアンフ空冷モダンクラシックはおっさんライダーのお気に入りで、復活した2001年より乗り始め、ボンネビル800・T100・スクランブラー900・T100インジェクションと乗り続けて良き相棒として育ててきたが、乗りだした頃はこんなものなのかなと、バイク屋でもよく解からないことばかりで始まったのが25年前のこと。

マニュアル通りのメンテナンスで済むこともあれば、用途によってはある部分を変更して修正するモディファイが必要となる場合を数多く経験することができた事は何よりであり、そのものの良し悪しは時間の経過によって浮かび上がってくることにも気づいた次第である。

メンテナンスとモディファイにより走りの質を高めたことにより、電子制御システムなどが素晴しく発展した時代でもバイクと人の間に電子制御などのハイテク技術がほとんど介在すること無く、良き時代のバイクと同様に人の関わる領域が広いほど五感がバイクとの一体感や操る心地よさを充実させている。

思うような操作ができず今ある問題は、トラクションコントロール・スリーパークラッチ・DCT・アクティブサス・PC制御などなど、スペックであり最新機能へ依存することで問題を解決できるとした考えや価値観もあるようだが、50~60代の事故が多いのは何故だろう。

高齢化が進んでも車格や排気量に関わらず身の丈に合ったバイクであれば、積載状態でも気負うことも無く、自由気ままにフィールドを拡げて脇道へ入り込む道草も含み、バイクならではの複雑な線を描く楽しみ方は、バイク屋のおっさんライダー自らの実体験も含み多くのライダー諸兄も体験して納得である。

高齢化したことにより体力の衰えは皆も自覚するところであるが、長年乗り続けたお気に入りのバイクは経年劣化により不安を覚える事もあると思うが、これからの良きバイクライフのためには体力を維持する事と、お気に入りのバイクをGoodコンディションに整えることは素敵なバイクライフの集大成となるだろう。

NWJC独自のツーリングマスターによる素敵なバイクライフ

2001年よりトライアンフ空冷モダンクラシックを乗り始めて、新製品の商品説明に始まり提灯記事により所有欲を煽る使い捨ての消費文化が主流であり、乗り始めてから違和感への対策やその良さを引き出してNWJC2014仕様へと深化させたことにより、価値ある道具あるいは良き相棒として育てるバイク文化が殆ど無い事もよく解かるようになった。

バイクは車格や排気量に関わらず人の関わる領域が広いほど面白く、トライアンフ空冷モダンクラシックをNWJC2014へと深化させて、歩くような速度域からワインディングや高速巡航では軽快に駆け抜け、フル積載でも自由気ままにフィールドを拡げて脇道へ入り込む道草を楽しむバイク旅など、人の関わる領域が広く五感で操る道具としての価値や面白さを実感できることで、経験豊富なライダー諸兄は乗り続けて育てる素敵なバイクライフを満喫されている。

トライアンフ空冷モダンクラシックを2014仕様へと深化させた頃から、お気に入りのバイクをメーカー出荷のSTDでは想像もできない使い方でもその実力を発揮させて、普段のチョイ乗りからフル積載の旅バイクまで乗れば乗るほどに価値ある道具であり、よき相棒へと育てるNWJCツーリングマスター化が始まった。

SL230「欲張りなおっさん仕様」がNWJCツーリングマスターの始まりで、STDでは想像もできない使い方でもその実力を発揮させるメンテナンスやモディファイを施して深化したSL230TMは多くのライダー諸兄がお気に入りであり、育てるバイクライフとその経年変化を共に楽しむ事は何よりである。

カブ110NWJCコンプリート・SL230TM・XR230TM・VTR250TM・SR500(400)TM・CB400ss-TM・セロー250TM・CRF250TMなどのNWJCツーリングマスター群による気負うことの無い素敵なバイクライフへの提案は、新しい新機構が付いた新型に乗り換えることよりも、長年楽しみ慣れ親しんできたお気に入りをメンテナンスやモディファイによりGoodコンディションに整えて一体感を高めることが新たな素敵なバイクライフへの始まりであると考えている。

「速さより心地よさ」「何かに特化しない曖昧さ」「和洋折衷のような大らかさ」をコンセプトとしたNWJCツーリングマスターは、スタンダードでは想像も出来ない使い方でもある部分の変更や修正によるモディファイを施すと五感で操るその心地よさは格別となり、その実力を発揮できるようトライアンフ空冷モダンクラシックやお気に入りのバイクをGoodコンディションに整えることにより、素敵なバイクライフを応援したいと思う。

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