NWJCパッケージ

SR400&SR500 NWJCツーリングマスター

  • 展示車あり

cc / メンテナンス・モディファイ・パッケージ化のみ 

ツーリングマスターとは

「速さより心地よさ」「何かに特化することの無い曖昧さ」「和洋折衷のような大らかさ」をコンセプトとしています。

流行り廃りに関わらず昔ながらの素朴な乗り味を持つよき時代のバイクを、バイク屋とバイク乗りの実体験に基づき、チョイ乗りの普段使いから荷物を満載したバイク旅まで、自由気ままにフィールドを拡げて多用途に楽しめるよう、NWJCツーリングマスター(以下TM仕様)として蘇らせています。

人の関わる領域が広く人車一体の心地よさが魅力のアナログバイクを、旧い工業製品から価値ある道具へと深化させたTM仕様は、ライダーの感性を刺激しながら感度を高めることができ、ベテランライダーは退化することなく、初心者はライダーとしてスキルアップの過程を実感できる、NWJCが提案するバイクの一つの形です。

ライディングは体を操る事がバイクを操ることであり、スキルアップを実感できるバイクには愛着が湧いてくるものです。最新の電子制御満載のバイクでは、”アクセルワークが上手くできないからトラクションコントロール”であり、”ブレーキが上手くかけられないからABSで問題を解決”、と思うのも一理ですが、新しいモノがすべてに良いわけではなく失うものもあります。

スペック的な物足りなさは人車一体で操る心地よさで満たされることであり、人の関わる領域が広い昔ながらの素朴な乗り味は、流行廃りに流されることがありません。バイク屋自らの実体験に基づいたNWJC独自のメンテナンスとモディファイにより深化した価値ある1台として、TM仕様を提案しています。

車両概要

不変のSR500・400による新たなバイクライフを提案します。

SR500・400のカスタムはカフェスタイルが一般的のようですが、普段使いからバイク旅まで気負うことなく自由気ままにフィールドを拡げて楽しむ為に「乗り続けないと判らないこと」「乗り続けてはじめて解かること」などを求めて、バイク屋のバイク乗りが再びSR500を楽しむことから始めました。

生産が終了して20年が経過したSR500をバイク屋の実体験に基づいたNWJC独自の発想からカフェスタイルとは異なるメンテナンスとモディファイを施すことにより、想像以上に自由気ままにフィールドを拡げて楽しめるSRの意外さと懐の深さを引き出して、チョイ乗りの普段使いから荷物満載のバイク旅まで、素敵なバイクライフを満喫するためにNWJCツーリングマスターとして蘇らせることができました。

ライダー目線とメカニックの実体験から

ツーリングマスター化の背景

昔ながらの素朴な乗り味が魅力のヤマハSR400は、残念ながら国内販売が終了となりました。

時代に流されること無く40数年守り続けた不変性は、バイクと人の間に多くの電子制御装置などが介在することやスペック云々でも無く、操る人の感性を第一としたモノ作りであったと思います。

SR500・400は、とても判りやすく物足りないところは人車一体で補い、操る楽しさがライダーの感性を磨く。そんなバイク本来の面白さに気づかせてくれた、素朴な乗り味が魅力のよき時代の名車です。

エンジンの始動はキックのみですが、始動性が悪いのはかけ方なのかエンジンコンディションによるものなのか、エンジンコンディションが整っていればかけ方に問題があるようですが、エンジン始動に始まり、ブレーキング、コーナーリング、アクセルワークと、ライディングに関することは何度も繰り返すうちにそのコツを掴むことでスキルアップしていることが実感できる。それもSRの魅力です。

昨今のバイクは、ABSブレーキ・電子スロットル・アクティブサスペンションなど電子制御満載でライダーの技量の低さを補うことのようですが、操っているつもりが操られていることに気づかない勘違いしたライダーも多く、スキルアップも実感できない最新テクノロジーが人にやさしくて優れているわけではありません。

SR400・500をカフェスタイルにカスタムする事がブームだった時代から、昨今ではアドベンチャーモデルなどがブームとなり、その気になればとカテゴリーやスペックによる存在感や所有欲を煽り、売るが為のセールストークは今も昔も健在ですが、乗り始めてから価値ある道具へと深化させて存分に楽しむためには、バイク屋のバイク乗りとして自らの実体験に基づくアドバイスや提案が必要であると考えています。

SR500・400の積載力について

SR400の積載に関する記事の多くは積み込めば何とかなるようですが、積載のために着座スペースを犠牲にすることや、確実な固定ができない不安定な状態はとても危険な事であり、そんな状態のSRで日帰りは勿論のこと、何日も何百キロも走り続けるバイク旅を本当に楽しめるでしょうか・・・。

バイク旅ではキャンプ等も楽しみ寒い季節には防寒の為の装備など、積載量が増えるのは当然のことです。ライダーの着座スペースを犠牲にすることなく70~100Lの積載量を確実に固定できて、操縦性と安定性が両立した心地よい走りを得ることが必要となります。

キャンプ道具などを積載したバイク旅では、サスペンション等がスタンダード設定の場合、速度が上がると直進安定性は悪くコーナーリングも軽快な走りとは無縁となり、楽しめる状態ではなくなるのが現実です。

エンジンコンディションが整っていることが前提で足回りも含めて耐荷重性を高めてトータルバランスを整えることが必須となります。


▲トータルバランスを整えることで、フル積載でも自由気ままにフィールドを拡げて楽しむ

バイク屋NorthWingJCは、バイク屋のバイク乗りとして自らの実体験に基づいて、如何に売るかよりも如何に楽しめるかをフィードバックすることにより、素敵なバイクライフを応援しています。

速さより心地好さで愉しむために

SR500・400ツーリングマスター 専用オリジナルパーツ群

チョイ乗りの普段使いでは積載などに関して妥協できても、自由気ままに何日も走り続けて、1000、5000Kmとその先の目的地を目指すバイク旅では積載力が必須です。

積載状態に於いて操縦性や安定性に問題があれば心地よい走りが楽しめず、我慢を強いられることとなれば、そんなバイク旅は楽しいとは云えません。違和感や不快感のないバイク旅を楽しみたいものです。

普段使いからバイク旅まで自由気ままに楽しめるSR500・400ツーリングマスターは、バイク旅には必須の積載力を高めるマルチキャリアKitをはじめ、高速道や天候の変化でも苦もなく走り続けられるよう防風雨効果の高い専用スクリーンに、ロングツーリングを快適に走り続ける為のコンフォートシートなど、ライダーが心地よく走り続ける環境を整えたNWJCオリジナル機能パーツは、すべてハンドメイドの日本製です。

スクリーンKit

高速道での風圧や天候の変化にも防風雨効果を高めて体力の消耗を抑え、心地よくマルチパーパスに楽しめるSR専用です。SRの意外性を引き出し、より心地よく、より楽しむための必須アイテムです。


▲試行錯誤を重ね、防風効果を高めたSR専用の独自形状

コンフォートシート

SRが持つ単気筒2バルブ特有の鼓動感は飽きる事が無く、何日も走り続けるバイク旅や路面の悪いダートも含めてマルチパーパスに楽しめるSRの意外性を具体化しその良さを存分に発揮するためのコンフォートシートは、SR500・400とライダーをつなぐ重要な機能パーツです。

リアキャリアKit

キャンプツーリング等に最適とされているバッグ類は350ⅹ620ⅹ350や300ⅹ525ⅹ320mmといったサイズが一般的です。70L以上の容量でライダーの着座面を除いて後方に320~350mmⅹシート幅が必要となりますが、リアシート後端の盛り上がった部分が安定感のある積載には少し不具合のため、トップケースの装着も可能な仕様として心地よい走りの為にオーバーハングを短くできるよう先ずはシート後端の形状を変更する事から始めました。


▲ノーマルシート(左)から積載性を高めるオリジナルフラットシートに変更。フラット形状に合わせてオリジナルのリアキャリアKitを企画した。

シートの端は軟らかく、ツーリングバッグなどを確実に固定して安定感を得ることが困難なため、リアキャリアがシート後部のフラットな面とつながるようにすることで、この問題を克服しました。

サイドパイプはシートと平行ですのでツーリングバッグ等を容易に固定できます。低重心化とシート周りの剛性も高めるサイドラックは、大型サイドバッグを確実に固定できるため、フル積載状態でもシートレールのブルブルとしたヨレ感もなく、その安定感は意外に思われることでしょう。

ウインカー移設ステー

低重心化とシートレールの剛性を高めるサイドラックは、大型サイドバッグを確実に固定できる仕様ですが、フル積載の状態でも後方からの視認性を確保できるようリアウインカーの取り付け位置を変更する専用ステーも新たに用意しました。


▲ウインカーは、サイドバッグ位置や視認性などの安全を考慮し移設。

素敵なバイクライフを応援しています

定番ルートをフル積載で何度も走らせるとチョイ乗りでは判らない事や、どんな問題点が見えてくるのか、何をどのようにモディファイすればよいのか等のヒントが見えてきますが、バイクに乗らないバイクショップやスタッフでは消耗品の交換やボルトオンパーツの組付けとなり、ライダーの感覚的なことは理解できないため「こんなものです」という対応に終始するのは当然の事でしょう。

提灯記事によるイメージでバイクという商品を売る事がバイク屋の最終目的ではなく、乗り始めてからどんな楽しみ方を提案できのるか、それによりその価値観には大きな違いがあるとバイク屋ノースウイングJCでは実感しています。

よき時間を生み出す事やよき相棒の魅力を引き出すことなど、その楽しみ方は十人十色ですが素敵なバイクライフへの提案はバイク屋の実体験に基づくことが必須であると、バイク屋ノースウイングJCでは常々そのように考えています。

お気軽にご相談・お立ち寄りください。

愛着ある車両で大らかにゆとりあるバイク旅を楽しみたい方、懐かしのカフェレーサーをツアラーとして蘇らせ、ちょい乗りからソロキャンプまで新たな価値観でバイクライフを楽しみたい方。

North Wing JCでは、豊富な実体験による価値あるバイクライフの提案を用意してお待ちしております。お気軽にご相談・お立ち寄りください。

その他の車輌

お問い合わせ