バイク屋の備忘録

おっさんライダーのバイクライフ2021

昨年は春先からコロナ禍により県外へ出かけることを自粛する時期もあり、今年は感染者急増のため初詣も自粛するような放送が流れていたが、一日も早く安寧な日々が訪れるよう祈念することから始まった。

昨年はCRF250TMとSL230TMで山陰方面への遠出から始まり、定番のカブ110NWJCコンプリートではいつものチョイ乗りから遠出まで気儘に楽しみ、ロードモデルのCB250Rは今までに無い発想でマルチパーパスに楽しむCB250TMへと深化させる事ができてバイク屋のバイク乗りとしても納得である。

40数年ぶりに乗ったSR500ではアナログの良さを活かした旅バイクSR500もTM仕様へと深化させる事ができて、SRによる新たなバイクライフを提案したいと考えている。

時代と共に夫々が歳を重ね価値観の変化や違いはもとより、バイク屋のバイク乗りの実体験に基づいて、いかに売るかよりも如何に楽しめるかを提案したいと思う。

すべてに新しい物が良いとした「唯物」でいかに売るかの台数至上主義や成果主義に違和感を覚え、如何に素敵なバイクライフを満喫できるかは自らの実体験に基づいた提案であり、時計の針が止まったような時代遅れのバイク屋のおっさんライダーだが、今年も素敵なバイクライフを満喫するために思うが儘を伝えたいと思う次第である。

ツーリングマスター(TM仕様)

速さより心地よさをコンセプトに何かに特化することの無い曖昧さと和洋折衷の大らかさをテーマとして、普段使いからバイク旅まで、道を選ぶ事も無く自由気ままにフィールドを拡げてマルチパーパスに楽しめるツーリングマスター(TM仕様)は、実体験に基づいたバイク屋NorthWingJCからの提案です。

ジャストサイジングの薦め

持て余し気味の車格から気負わず心地よく楽しめる車格へとジャストサイジングすれば、Bigバイクではマネのできない使い勝手の良さで、普段使いから自由気ままなバイク旅まで、道を選ぶことも無く自由気ままにフィールドを拡げて走行距離もBigバイクの時よりも延びるなど、ジャストサイジング効果を実感するライダー諸兄が増えているのも事実である。

ライダーの平均年齢が上がり気負うことなく楽しむ為には、気負うことなく扱える車格と排気量へのジャストサイジングが最善であり、1998年にBMW R1100GSで北海道ツーリングを楽しんだが、アドベンチャーはブームでもなくツアラーモデルのRTが全盛で、2011年にCBR250R同じルートを再び走ってみた。

CBR250Rの潜在能力を遠乗りで試す

2011年に発売の水冷シングルCBR250RでR1100GSと同じルートを走り、CBR250Rはインジェクション化により進化して、軽量コンパクトな車格は使い勝手の良さもあり、普段使いからバイク旅までいずれ250クラスが主流になるような予感があった。

VTR-Fで行く北海道 その1

VTR-Fで行く北海道 その2

2014年にはVTR―FにてBigバイクと共に再び北海道ツーリングを楽しみ250でも遜色の無い走りを楽しめることが実感できた。その翌年の2015年にはカブ110NWJCコンプリートで列島縦断を楽しみ、その後マルチパーパスで楽しめるSL230で積載力を高めた欲張りなおっさん仕様を準備するなど、10年20年と年を重ねたおっさんライダーの実体験に基づくと、気負うことなく自由気ままにフィールドを拡げて楽しむためのジャストサイジングは必然である。

カブ110NWJCコンプリート列島縦断

ブランドやスペックよりも持て余すことなく使いこなせる車格と排気量の250クラスは、車検も無く維持費も低く抑える事ができて市場が求める車格の主流となり、1998年から2011年そして2020年へと約10年のスパンで流行り廃りのブームの繰り返しを見ているが、売るが為の提灯記事によるスペックやブランドよりも、気負わず持て余すこともなく楽しめるジャストサイジングは価値観の変化も顕著である。

速さより心地よさをコンセプトに何かに特化することの無い曖昧さと和洋折衷の大らかさをテーマとして、気負わずマルチパーパスに楽しめるSL・XR230TM仕様やCRF250TM仕様をはじめ、CB250TM仕様やセロー250もTM仕様へと深化させて、250クラスへのジャストサイジングにより乗り始めてから楽しめるバイクライフの充実をバイク屋NWJCの実体験に基づいて提案したいと考えている。

2020年8月、旧型のCT110を現行のカブ110と比べても遜色の無い心地よい走りで楽しむ為にメンテナンスとモディファイを加えて、カブ110NWJCコンプリートType3を駆る飛騨のアツシと共に、何度も脇道へ入り込みGo&Stopを繰り返して、カブならではの良さで能登神話を楽しむことができた。

バイク屋のバイク乗りが時間をかけて深化させたカブ110NWJCコンプリートは、積載力やレッグシールドとスクリーンによるフェアリング効果など、ライダーが心地よく走り続ける環境はカブに限らず旅バイクには必須であり、ダウンサイジングにより誰でもが気負わずに楽しめるカブ110NWJCコンプリートを客観的に捉えて比較する機会を得て、使い勝手の良さと積載時のトータルバランスの高さは改めて納得である。

アナログ回帰への薦め

昨年の乗り納めは、昔ながらの素朴な乗り味とアナログ感が素敵なボンネビルT100NWJC2014仕様とスクランブラー900NWJC2014仕様の2台で、木曽路を楽しみ無事に終える事ができた。

トライアンフ空冷ボンネビルを楽しみ始めて今年で20年目を迎え、トライアンフ最後の空冷モダンクラシックを1台でも多くGoodコンディションに整えて、アナログならではの良さを多くのライダーに伝えたいと思う次第である。

40数年ぶりに乗ることになったSR500は、NWJC独自のメンテナンスとモディファイを加えて、積載力を高めて自由気ままにフィールドを拡げて楽しめるTM仕様へと深化させて定番の西日本を走り、時代の流行廃りに流されることの無い、ヤマハSRの素朴な乗り味とアナログの良さを実感することできた。

積載力を高めてトータルバランスを整え、自由気ままにフィールドを拡げてマルチパーパスに楽しめる旅バイクへと深化させたTM仕様をヤマハSRでも提案したいと考えている次第である。

ホンダCB400SSやCL400も、自由気ままにフィールドを拡げて楽しめるTM仕様へと深化させてアナログの空冷シングルの良さを存分に発揮させたいと、昨年より同時進行している。

一体感が心地よいヤマハSRやトライアンフ空冷ボンネビルT100にBMW R100系など、人の関わる領域が広いほど操る面白さがある昔ながらの素朴な乗り味を楽しみ、アナログバイクの持つ優しさは時代の流れに埋もれることも色あせることもないのは何よりである。

SR500NWJCツーリングマスター関連記事

昨日まで良かったものが、今日からはそれより新しい物が良いとするのが業界の常だが、見た目は昔ながらでも中身はいつの間にか電子制御を満載した味気ないバイクへと変貌しているのが現実であり、いかに販売するかよりも、如何お気に入りのバイクのコンディションを維持して楽しめるか、バイク屋自らがバイク乗りとしての実体験により、Goodコンディションについて多くのことを提案したいと考えている。

バイク屋のバイク乗りからの聲

道を選ぶことも無く自由気ままにフィールドを拡げてマルチパーパスに楽しめる、今までにない新たなバイクライフのために、軽量コンパクトなCB250Rをバイク屋の実体験に基づき独自のメンテナンスとモディファイを加えてCB250TMへと深化させる過程で、バイク屋RBRのオヤジからバイク乗りとしての意見もヒントとなり具体化できたことはバイク屋NWJCとして嬉しい限りである。

また、消耗品交換とパーツの組付けのみで、ツーリング等を楽しむことが無いバイクショップでは感覚的なことでは意見交換が難しく、取り扱うものが同じでもメンテナンスやモディファイ等により似て非なるもとなるから、売るがためよりも楽しむ為に自らの実体験に基づいて意見交換ができる数少ないバイク屋のバイク乗りである。

CB250Rをツーリングマスター(TM)へと深化させる過程では、雨の剣山スーパー林道をフル積載で実走するなど、バイク乗りとしての忌憚なき意見を聞くことができたのは何よりである。

R.B.R.公式サイト剣山スーパー林道ツーリング

カブ110NWJCコンプリートもカブ仲間とキャンプツーリングを定例開催するなど、バイクライフを満喫しているバイク屋RBRのオヤジは、深化させたCB250TMも大のお気に入りで自慢の1台となっている。

SR500のTM仕様への深化に関しても、元SR屋としての意見はとても参考になり感謝である。

R.B.R.公式サイト SR500NWJCツーリングマスターに乗る!その一「岐阜と大阪編」

バイク屋のバイクライフ Next Stage 2021

今年はコロナ禍に慣れっこになったのか感染者が急増して再び非常事態宣言が発令されて全国的にその範囲も拡がりはじめている。天候も北陸や日本海側は大雪の被害もあり、今年のバイクライフは非常事態宣言が解除するまで時間をかけて準備を整えて、解禁後は全開でバイクライフを満喫したいと思う今日この頃です。

色々なことが停滞気味となっていますが、気負っても何もできない状況では「果報は寝て待て」として、今年のバイクライフについて思いを巡らせるのもよいのでは。

余談ですが飛騨のアツシはカブ110NWJCコンプリートを駆って自宅の玄関先から雪道ツーリングを満喫しているようで羨ましい限りです。

定番のカブ110NWJCコンプリートをはじめ、マルチパーパスに楽しむためのベース車両をTM仕様へと具体化することや、昔ながらの素朴な乗り味が魅力のアナログバイクもTM仕様へと深化させて、普段使いから自由気ままなバイク旅まで、それぞれの良きバイクライフのお手伝いが出来ればと考えています。

今年もどうぞよろしく。

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