カブと云う名のツアラーについて 後編

ツーリングのスタイルは十人十色ですが・・・

カブ110NWJCコンプリートでのツーリングが始まり、道中立ち止まることが多くなりました。
気になる風景があったとしてER-6fの場合だと「停まるのが面倒だしまたの機会でいいや」と通り過ぎてしまいます。

ましてやキャンプ道具フル積載なら停まろうか否か迷うことすら無いです。対してカブ110NWJCコンプリートだと「ちょっと写真でも撮ろうかな」と気兼ねなく立ち止まれます。

キャンプ道具を積んでいたとしても車体重量など知れていますので全く苦になりません。

他にER-6fの頃と変わった事として、オール一般道も悪くないなと思うようになりました。

原付である以上自動車専用道路を走れないので、一般道しか選択の余地は無く目的地までの道のりは長いのですが、これはこれで楽しいですしツーリングの在り方の一つなのだと。
目的地へ着けなくとも、速く走る事ができなくても、これもまたツーリング。

ER-6fだと高速道路で目的地付近まで疾走して、インター降りたらツーリング開始といった具合で、時間短縮できる反面、高速道路が消化試合的な感覚になってしまい、目的地へ辿り着く事がノルマに感じて道中をあまり楽しめていませんでした。

事前準備(計画した走行ルート)があって、それを忠実にトレースするツーリングと化していたと言えば判りやすいでしょうか。

対してカブ110NWJCコンプリートは家を出たときからツーリング。行きたい方角を決めて思いつきでコース構成。道は多岐に渡るので迷ってもすぐにリカバリーができます。

コースに正解などないので、迷っても遠回りしてもそれもまたツーリング。
同じ道を何度通っても少しずつ風景が変わっていたりして案外楽しめたりもします。

目的地に到着できるに越したことはないですが、一般道、酷道、険道問わず走ること自体が楽しくて、辿り着いた場所=目的地みたいな感覚で繰り出せるのもカブ110NWJCコンプリートならではの魅力。迷うことも醍醐味なのでツーリングの際はナビを使用しません。

高田社長からのすべてお任せのご依頼で過去2回、キャンプツーリングの先導を担当したのですが、その時もナビは使用せずうろ覚えで走行し何度も迷いました。

ナビの案内通り走るなら誰の先導でも良いわけですが、敢えて私を選定したという事は・・・
酷いコース構成にお付き合いいただいた参加者の皆様、この場を借りてお礼申し上げます。
彷徨っていただきありがとうございました。

閑話休題。
少なくとも出会ったバイクがカブ110NWJCコンプリートであったからこそ今のツーリングを楽しむ私の姿があるのだと感じています。

積載を苦と感じない使い勝手の良さと安定性、角度がよく錬られたスクリーンによる疲労軽減等、カブ110NWJCコンプリートならではの乗り手をサポートする性能がなければ原付二種で長距離ツーリングに繰り出すことはなかった事でしょう。

これからのカブコンプリートとの歩み方

直近の目標は東北へのツーリングです。
温泉巡りをしたいのと山岳道路での走行性能把握を目的として。

西日本へはツーリングに良く行くのですが、東日本の特に福島以東は北海道含め未踏の地。
どんな風景に出会えるのか今から楽しみです。

目標として認識していませんが、長距離ツーリングやキャンプツーリングの実戦経験を積むと共に、コンプリートの良さを微力ながら広められれば良いなと目論んでいます。

ツーリングへ行くと「カブ良いですね」と声をかけられることが多く、大半は大型バイク所有のカブ乗りだったりカブに興味(購入検討中)のある御仁だったりします。

皆さん思うところは一緒のようで「車輌の見た目に惹かれて買ったけど日本の道路にこんなパワーは要らない。怖くてスロットル半分も開けられない。

「カブで走っていた方が楽しい」と、持て余すパワーなど必要ないと思う方にはカブ110NWJCコンプリートを強く推したいですね。

カブ信者でもなければNWJCの回し者でもないですし、クロスカブ含め他のカブに乗ったことがないですが、少なくともカブ110NWJCコンプリートは、純粋に良いバイクだと断言できます。

カブ110NWJCコンプリートで満足できない貪欲ライダーはそうは居ないと思います。

他の原付二種は知りませんが、カブ110NWJCコンプリートなら荷物も積めて長距離ツーリングもこなせる最高のバイクなのだということ。

その片鱗をツーリングに行った先々でバイクのジャストサイズ化を検討中の方々に私の体験談も含めて伝えられれば良いなと思っています。

バイク屋のバイク乗りの実体験によってモディファイされた唯一無二のカブ110NWJCコンプリート。造り手の想いを勝手に想像して、一人のライダーとして独断専行で伝えたいとも思っています。

走行距離が延びることによる消耗品交換や、それに伴うメンテナンスによる変化や深化など、そのポテンシャルを探ることも含めて日々のツーリングに邁進します。

あとがき

2016年8月に購入したカブ110NWJCコンプリートの走行距離が30,000kmを越えました。

この節目を機に遅ればせながらカブ110NWJCコンプリートについて感想や大型バイクとの比較を綴りました。

文:H.H

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