お盆にカブ110NWJCコンプリートを楽しむ
お盆休み最後の16日、カブ110NWJCコンプリート7台で東濃方面のツーリングを楽しんできました。
2012年4月、速さより心地良さで走り続ける楽しさをテーマに、カブ110NWJCコンプリートを企画してから3年が経ちました。
JA07型のプロトタイプは3台のみの制作で、その後JA10型のNWJCコンプリートになってからは、それを楽しむライダーは60人を超えました。ビギナーからベテランまで、関東や関西に遠くは九州まで、それぞれのバイクライフを楽しまれています。
中でも、ビッグバイクで日本中をロングツーリングで楽しんでいるベテランライダーたちは、カブ110NWJCコンプリートで、今までにない新たなバイクライフを満喫されているようです。
関東や関西からも、往復500Km程度の距離なら日帰りツーリング感覚で、或いは一泊ツーリングを楽しむ感じで、オイル交換やメンテナンスにお見えになる方がここ最近増えています。皆さん異口同音で一般道ならビッグバイクと大差なく走れて、意外にも疲れないから楽しい!と絶賛です。それは、乗った人にしか分らない満足感ではないでしょうか。
Express仕様
カブ110NWJCコンプリートで更に心地よくロングツーリングを楽しめて、ビッグバイクと比べても何ら遜色なく、速さより心地良さで走り続けて、誰でも楽しめる「小さなツアラー」Express仕様を企画しました。
積載力のUPやスクリーンの形状、ナビの取り付け位置などを見直したNWJCオリジナルパーツを試作して、 日本列島縦断を社長自ら楽しんで、オリジナルパーツとカブ110の各部をチェックするなど、バイク屋のバイク乗りとしての実体験をベースに、更に楽しめるカブ110NWJCコンプリートへと熟成を続けています。
今回のツーリングでは、そのExpress用に企画して、製品化したオリジナルパーツを早々と装着してカブ110NWJCコンプリートのExpress仕様にした車両も数台参加して、東濃方面のツーリングを一緒に楽しんできました。
カブ110NWJCコンプリートならではのルートを楽しむ
道幅の狭い険しいルートも有りましたが、峠の山頂では素晴らしい景色を見ることができ、カブ110NWJCコンプリートならではの手軽で軽快なツーリングを楽しめました。
峠を下りると通行止めの所があり、立ち往生している時、社長が草の生い茂った斜面を下って行ったのを見て皆それに続いた。
黄緑色のカブ110コンプリートに乗る桑さんが躊躇していると、社長が「桑さん、トレッキングの時と同じですから・・」と一声掛けると、何ら躊躇することも無くスルスルと下ったのを見て、トレッキングごっこ効果によるスキルアップは勿論ですが、カブならではの手軽さを目の当たりにしました。
思い思いのカラーリングと仕様
今回参加した車両は全てカラーリング等が違い、思い思いの色に塗り替えられて楽しまれています。皆さんビッグバイクも楽しまれていますが、カブでも妥協することなく楽しみたい、という思いが込められています。
Nakaさんと村田さんはJA07型から現行モデルに乗り換えて、現行モデルの扱いやすさ等色々な面を比較しながらExpress仕様と同様にナビの取り付け位置等を変更した仕様で参加されています。
ナビの取り付け位置を変更してからは、目線を落とすことが無くなったので安心して走れるし、スクリーンのフェアリング効果にも大満足のようでしたから、バイク屋としての実体験がフィードバックされているオリジナルパーツである事を実感しました。
村田さんは、お気に入りのキャンデーブルーとシルバーのカラーリングで、アンダーガードも装備してExpress仕様に出来上がったNWJCコンプリートにご満悦のようでした。
Nakaさんは、お気に入りのスクランブラーをイメージしたカラーリングで、フロントキャリアとリアキャリア、チェーンケースもマットブラック塗装。アンダーガードは同じマットブラックに塗装中の為装備はしていませんが、数日後にはスクランブラー バージョンで完成予定です。
桑さんはNWJCコンプリートですが、途中で昼食をとった時に、皆さんとは少し仕様の違うKさんのキャンディーレッドのExpress仕様が話題になり、桑さんも同じ仕様を要望されて、後日準備に取り掛かる事になりましたから、Kさんと同じ仕様のExpress仕様へバージョンアップの予定です。
Kさんは、綺麗なキャンディーレッドのカラーリングで、完全なExpress仕様でシートも肉盛りをしたバックスキンでゴージャス。
小藤さんは、アンダーガードを装備して、パーツが間に合わなかったため旧型の試作スクリーンを装着して参加されていましたから、スクリーンとナビの取り付けステー待ちです。アンダーガードはスタビライザー的な効果があり、フロント周りのフィーリングが変わって乗り易くなった、と満足の様子。
社長は、列島縦断に使ったExpress仕様を走らせて、どこかロングツーリングに出掛けたそうで、周りの景色を眺めながら後ろの方からブラブラとついて行く感じでした。
旧型JA07型プロトタイプで参加して
CT110を長年愛車として楽しんでいるスタッフの伊藤さんですが、最近ではチョイ乗りから、時々は通勤快走からプチツーリングまで、旧型となったJA07型のプロトタイプが御贔屓のよう。そんな伊藤さん御用達のJA07型を拝借して、私はカブツーリングに参加しました。
このJA07型は現在56,600Kmで、もうすぐ60,000Kmの走行距離になりますが、メンテナンスも行き届いて快調そのもので現行モデルと比べても何ら遜色なく、今回も約320Kmのツーリングを楽しむ事が出来ました。
しかし、荷物を積載してのロングツーリングとなると、現行のJA10型のNWJCコンプリートのほうが断然優秀のようです。軽快感がまるで違う事など、JA10型のコンプリートに乗り換えたNakaさんと村田さんの二人からその違いを聞きました。
走行距離が増えるなかで、経年劣化により消耗品の交換など、メカニックの観点から色々なメンテナンス情報が収集できますし、旧型とは云えども色々な面で活躍しています。
もう旧いから・・とか、カブだから・・という対応ではなく、乗れば乗る程愛着が持てる一台となるように、車格や排気量に関係なく、丁寧なメンテナンスやモディファイを心掛けています。それは、NWJCならではの、速さより心地良さで走り続ける為のメンテナンスにおける一貫したコンセプトです。
険しい道も含んでの300km程度のツーリングでしたが、ビッグバイクよりも気楽に走れた事は、乗った事のある人にしか分らない感覚です。多くの方々にこの手軽に気負うことなく走らせる事が出来て、スロットルをワイドオープンにできる爽快な感覚を是非体感して頂きたいと思います。