カブ110NWJCコンプリートで日本列島縦断 1

記事内の『カブ110EXPRESS』は、列島縦断用の車両仕様を表現したもので、NWJCの正式な仕様ではありません。

積載性なども含みロングツーリングを楽しむ為に仕様変更した、小さなツアラー カブ110Expressは、列島縦断の出発地点の佐多岬へ向けて大阪南港からフェリーで鹿児島県志布志港へ向かった。

天気は雨時々曇りの予報が船内のアナウンスで流れているのを聞きながら、翌朝の志布志港に到着した。

下船してAM10時ころからR220⇒県道73⇒県道68を走り繋いで佐多岬を目指して走り始めた。志布志から佐多岬までは、雨の為景色は霞んでいたが、信号も少なくワインディングでは14インチのカブ110Expressならではの走りで軽快な走りを楽しめた。

110ccのカブは、アップダウンの続く峠道ではアクセル全開で力を振り絞り坂道を登り、下り坂はBigバイクのようにスイスイと軽快に下って行く。カブ110に乗ると僅かなアップダウンでも良く判り、大排気量では全く感じることのない、僅かなこともカブ110Expressでは感じることが出来るから、それもまた楽しいものだ。

佐多岬を訪れるのは、息子と二人でR100GS/PDとR80GSを駆って、九州・四国剣山スーパー林道・和歌山方面を走り繋いだツーリングを楽しんだ、それ以来だから10数年ぶりのことである。

AM11:30前に列島縦断のスタート地点佐多岬に到着。

バイクのツアラーとしてロングツーリングを楽しむには、車格やスペック等に関わらず積載力が必須となる。カブやクロスカブよりも、カブ110Expressは誰でも楽しめる小さなツアラーとして積載時の安定感は抜群だから、ワインディング等ではその違いを誰でもはっきりと体感することが出来る。

カブ110NWJCコンプリートのツアラー仕様 カブ110Expressがロングツーリングに最適であることをバイク屋のバイク乗りが自ら実体験するために、列島縦断ツーリングのスタート地点に最南端の佐多岬を選んだのである。

その佐多岬には、今回の最終目的地としている最北端の宗谷岬の看板があったのは少々驚きであるが、幸先の良いスタートのように思う。

九州を縦断するルートは、思いつき的ルートで大雑把に北を目指してAM12:00に佐多岬を走り始めた。心地よさを感じさせる長閑な風景に出会えば何時でも自由に停ることが出来るし、走りながら自由にルートの変更が出来るのも、ソロで一般道をツーリングする良さだと常々思って居るが、今回はカブ110Expressを駆って、速さより心地良さで走り続けて列島縦断が目的だから、寄り道をすることなく走り続けることを楽しむ事にした。

午后から走り始めることになるから1日目は早目に切り上げてキャンプを予定していたが、天候も芳しくないから九州でのキャンプは中止して、都城市からR10号と県道24を走って延岡へ向かい、門司を目指すことを走りながら決めたが、内心は高千穂や阿蘇へ向かい、もっとのんびりとツーリングを楽しみたいと思っていた。

南へ走って来たことを感じる珍しい植物もあったが、水田とトラクターが見える長閑な風景は、日本中どこで見ても同じだと思う。今回のツーリングは季節的にも、行く先々で水田とトラクターを見ながら走れると思うと楽しみである。

毎年3月頃には日本神話を訪ねて九州か西日本方面へ出かけているから、九州でも見覚えのある景色がある。日向国一之宮『都農神社』を過ぎた美々津では、R10号の道沿いから少し入り込んでいるところに神武天皇が東征に出航したと伝えられる『立磐神社』があり、数年前にCBR250で訊ねている。

R10号の橋を渡る手前で『立磐神社』がその川の側にある事に気付き、橋を渡った対岸には運よくPエリアがあり、対岸より遥拝したのがPM6:30分ころだった。

延岡を過ぎたあたりから日が暮れ始めてR10からR326を走り大分へ向かい、再びR10に乗り宇佐神宮の駐車場を左に見ながら走り続けた。見覚えのある景色を見ながら流れに乗って走る一般道では、Bigバイクと比べると登り坂では小排気量を実感するが、それ以外は走り続けることに於いて何ら問題は無い。

かなりハイペースで流れているバイパスに乗って走ると、カブ110Expressはアクセルを大きく開けて走ることになり、それは『走ってる感100%以上』の爽快感があり、楽しんで走るうちに門司のビジネスホテルへ到着。

バイクのコンディションは、スペックよりも重要である

今日1日を振り返って見ると、午後から佐多岬を出発して門司まで走り九州を縦断したが、物理的な距離はそれなりにあるが、思ったよりも短く感じられるのは、見覚えのある景色もあり、カブ110Expressのコンディションが良く、フル積載であるにもかかわらずワインディングでも抜群の安定感があり、ファイナルレシオも最適だから軽快に走り続けることが出来た。また、小排気量だから軽量であることも意外に疲れないのである。

カブやクロスカブで同じ積載状態となれば、少しハイペースな流れに乗って走ると動力性能はカブ110Expressと同じだから何ら問題はないが、ワインディングでは安定感が無く車体がよれる感じになり、楽しんで心地よく走る事は難しい事となり、同じルートを同じペースで走れば疲労感が大きくなるだろう。大型バイクでもスペック云々よりもエンジンのコンディションをはじめトータルバランスが悪いと、ロングツーリングを心地よく楽しむ事は出来ないのである。

日程の都合で今回は無理だったが、神話がいっぱいの高千穂を経由して雄大な阿蘇を周って景色を眺めてキャンプを楽しみ、カブ110Expressを走らせるのはさぞかし楽しいだろう。いやいや、五島列島の教会群を巡り、呼子でイカを食べて・・・と次回のカブ110Expressならではのバイク三昧計画が頭の中を駆け巡っているうちに、眠りについたようだ。

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