今年、最初で最後のキャンプツーリングにトライアンフ・ボンネビルで参加
トライアンフでツーリングを愉しんでいる、旧くからのメンバーより「トライアンフだけで11月中頃キャンプツーリングに行きましょう」と誘いがありました。トライアンフのみでは・・・という気持ちもありましたが、トライアンフを楽しんでいるいつものメンバーは、オンツーリングも林道ツーリングもOKで、何台も乗り継ぎバイクを永く愉しんでいる人達なので、バイク屋のオヤジというより、一人のツーリングライダーとして参加できることが何よりです。
いつものパターンですが、其々が目的地を目指して自由に走る、いつものスタイルは気兼ねなく楽しめるのが魅力。でも、給油や休憩ポイントは似たような処となるので、マスに成りやすいですが気楽です。
出発が予定より大幅に遅れたので、東海北陸道、白川郷ICまで高速を使い、あとはすべて国道、県道を繋いでのツーリングとなり約700Km程度を楽しみました。時間に追われて距離を稼ぐための高速では速さや快適さより心地よさ、操る愉しさ、体感性能の良さは、最近のバイクではボンネビルやスクランブラー、スラクストンがピカイチだと思う。
積載量が増えると高速道路や未舗装路ではトライアンフのモダンクラシック系は安定感を失い、操安はかなり厳しいモノがあったが、NWJCオリジナル・WPサスに変更することで、心地よさが大幅にUPできる。
100Kgを超えるヘビー級のライダーが、前後サスをWPに変更して、荷物をたっぷりと積み込んで心地よく走っている後姿は、スクランブラーの体感性能が上がりライディングを楽しんでいることが窺える。
トライアンフ ストリートトリプル・TYPE-Rもキャンプツーリングに参加していた。積載に問題があるバイクにも思えるが、デイトナから発売となった・・・?GIVIのサイドバックサポートが問題を解決してくれた。サイドバックも片側26~35Lあり容量的にも充分で、リアーシートの積載にもサポートが役立ってツーリングライダーには嬉しいアイテムとなった。後日、ストリートトリプルの長距離ツーリングをスタッフがレポートして紹介する予定です。
貸し切り状態のキャンプ場に到着して其々にテントを設営して、暫くは夕日が沈んでいくところを静かに眺めていた。雲ひとつなく、海に溶け込んでいくような綺麗な夕日を久しぶりに見た。亦、夜も雲ひとつなく星が綺麗で、楽しい時が過ごせました。
いつものメンバーとは、いつもの事ですがバイクの話は出なくて、今読んでいる本(バイク雑誌ではありません)や今回のルート上での歴史の話から、次回のツーリングについての話で盛り上がるパターンです。
翌日も雲ひとつなく快晴のなか、キャンプ場を出発して暫く走り、細い道を抜けて山の中へ入り込む。この道は毎年春先に山桜を楽しみに登る、お気に入りのポイントがあるので皆を案内した。信号が少なく交通量の少ない県道と国道を走り繋いで能登~岐阜を堪能した。狭い山道からハイペースのワインディングまであらゆる道を、穏やかに心地よく走れるのはモダンクラシックの魅力だと思う。
何時も云う事だが、高速も含み一般道でツーリングするという事は、スペックやハイメカに操られ乗れてるつもりで、リスクを背負いながら速さを求めるバイクより、感性で走らせるバイクの方が愉しい。
最新のスポーツモデルを堪能する事は、日本の道路事情では許されないことが多く、それなりに走らせることは、逆にストレスを感じてしまう。最新モデルでもHONDA CB1100等はトライアンフのモダンクラシック系と同様に感性で楽しむことができる良いお手本だと思うし、CB1100の国内に於ける人気が登録実績にも表れていることで、バイクの愉しみ方にも変化が顕れてきたと思う。