バイク屋の備忘録

BMW F800GSを駆って、久しぶりの林道ツーリング

8月最初の日曜日は、実に10ケ月ぶりの林道となりました。昨年の10月に左腕の筋を痛めてONツーリングはそれなりにプラプラと出かけていましたが、BigOffでのツーリングには、少し痛みが残っていましたから不安もあり躊躇していました。ここでまた痛めてしまってはスタッフや仲間から「大丈夫ですか?」と声を掛けられると同時に、このオヤジはまったく懲りない奴だ!の視線も浴びる事となる。気に留める事も無くやり過ごせるが、体が思い通りにならぬ事は情けなくなってしまう。

この日は、飛騨の某所でトレッキングごっこを予定している飛騨のメンバーと合流して目的地へ向かった。メンバーはF800GSが4台とトレッキングごっこメンバーが7人で11人。参加者の中にトレッキングごっこ初心者が2人ほど一緒だったので、午前中はのんびりと初心者と共に、F800GSをメンバーのGASGASパンペーラと交換してトレッキングごっこを楽しんだ。

目的地へ集合.jpg トレッキングごっこ.jpg


トレッキングごっこを楽しむうちに、所有する1100GSに比べ軽量なF800GSならもっと楽しめるのでは・・・。
草ぼうぼうの斜面にF800GSを乗り入れてみた。以外に良い感じで斜面を下りて行くことが出来る。
斜面を楽しんだのちに林道のフラットダートで徐々にペースを上げてF800GSを走らせてみる。少し不安もあったがまったく痛みが無く完治した模様。段々と図に乗ってアクセルは、ワイドオ~プン・・・気分は最高。

斜面を下る.jpg

一般道で無謀な走りを求めるより、林道へ分け入って思い通りにはならないBigOffを操る事は、速度こそしれているヘボな走りでもオンロードでは味わえない楽しさがある。全身に汗をかきながら、息が上がってくる、緊張感と集中力が操る愉しさを満たしてくれる。速さは求めてはいないがバイクに乗る事の心地よさを実感! これらは、スペックやテクニックに拘らず、快感速度や体感性能の良さを楽しめるひとつの方法だと思う。勿論、快感速度や体感性能を五官で楽しめる元となるのは、体を操ること=バイクを操る事が、人車一体を体感できるトレッキングごっこだと思う。

林道の写真.jpg

メンバーのうち二人は、R1200GSとF650GSPDからF800GSに乗り換え、大いに満足している。
そんなメンバーの声をお伝えする。
軽量だと思ったF650GSPDより車体が軽く感じられて、軽快に走れるし、排気量が上がった事で長距離も林道も楽しくなり大満足とのこと。
R1200GSから乗り換えた人は、大きすぎる車体にギア比がロングすぎてフラットダートならそれなりだが、ガレ場で細い道になるとビビリが入るし、サーボの誤作動もあり何度も怖い思いをしたことで嫌気がさしていたところ軽量のF800GSが発売されたのを機に買い替えをして大当たり、ビンゴー!!高速性能も流す分には何ら問題も無く林道では軽快に楽しめるし、オールラウンドプレイヤーを手にした事で大満足とのこと。

GASGASパンペーラの所有者はR1100GSのユーザーでもあり、車輌を交換してF800GSに乗った時の感想は、「こんなのに乗せて、余分な悩みが増えた。悪党!」との事でした。
何はともあれ楽しい一日でした。みんなアリガトウ。

F800GS.jpg

→NWJC BMW F800GSレビュー

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