メンテナンス
メンテナンスのホントのところ
1970-01-01
間違いだらけの初回点検
新車の初回点検はオイル交換だけでOK!というのは、バイクのメンテナンスに対する誤った先入観です。
メーカー出荷の状態というのは、工業製品が完成して出荷できる状態ということであり、ベストコンデェションということではありません。しかし残念ながら、特に国産車の場合、初回点検はオイルとフィルター交換でOKというのが一般的な認識です。
国産車でも外国車でも、1000キロ後の走行で各部にアタリをつけながら、エンジンをはじめ各部の調整を施すのが本来の姿です。特にバルブクリアランスは乗り味に大きく影響しますからとても重要です。
バルブクリアランスを調整する目安は、音がでていなければ良い、という曖昧な判断では問題です!!必ず計測して基準値であるかどうかの確認が必要です。ロッカーアームのあるエンジンは、往復運動の打音が判りやすいですが、ロッカーアームのないダイレクト方式は、カムシャフトが回転しながらバルブを開閉するので打音が判りにくく、誤った判断をしてしまうことがとても多いようです。
バルブクリアランスは、特に燃料噴射の場合はバルブの開閉に関係なく一定のタイミングで燃料を噴射しますから、吸排気量に影響し大きな弊害となります。クリアランスに異常があると、低速域での安定感や高速域での軽快な延びなどがなくなり、本来の性能や乗り味とは大きく異なったフィーリングになってしまうため、ライディングの楽しみが半減してしまうのです。
新車であっても、バルブクリアランスを始め、車体の状態がメンテナンスデータの基準値範囲外、あるいは基準値ギリギリというのが、普通なのです。そのため、初回点検時にサスペンションやエンジンなど、調整可能なところはすべて調整しておくことが、バイクとライダーをよりよくフィットさせるために必要なことです。
これは素敵なバイクライフを求めているユーザーへの、NWJCからの提案です。工業製品をライダーに見合った道具に仕上げる過程において、とても大切なことだとNWJCでは考えています。
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