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スタッフのバイクライフ

2014-10-31

No.24 VTR-Fに乗ってVT250Ⅱ型を思い出す

VTR-Fでツーリングに行ってきました

NWJCオリジナルキャリアに荷物を満載して、前後サスペンションを見直して北海道ツーリングで、テスト走行を終えたVTR-Fを社長が最高に楽しめた、と云っていたことが何となく気になり、ツーリングで乗ってみたいと思っていました。

紅葉

フロントサスペンションの設定を変更したCB1100を定休日の月曜日に乗る予定をしていた社長に、私もVTR-Fで一緒に行きますと伝えて、奥美濃方面へ200kmほどのツーリングを一緒に楽しんできました。

VTR-Fの第一印象

エンジンメンテナンスのみを施したVTR-Fに試乗した時は、低回転からトルクがあり、全域なめらかに吹け上がるエンジンには感動しました。しかし、ロングツーリングでは250だからどうなのだろうか、と思うところも有りました。

VTRエンジンチェック

30年前にVT250Fが発売され、進化してインジェンクション化されたVTR-Fに驚きましたが、足回りは柔らかくクタクタの感じで、ブレーキの効きも甘く、前傾姿勢は意外に窮屈で、ロングツーリングを楽しみたいとは思えない車両だったのが、私の正直な第一印象でした。

能登

それから、少し足回りを見直したVTR-Fに社長が乗り、タイガー800の中嶋さんと、私がCB1100に乗り、3台で能登へ行った時に、社長が駆るVTR-Fを見て250ccに対する考えが少しは変わったのですが、いくらインジェクションになり進化しても250ccだから気合を入れて走らないと、ロングツーリングは無理だという思いがありました。

VTR-Fをツアラー仕様へ

社長はVTR-Fをスポーツツアラーにしてロングツーリングをやれば、Vツインエンジンの良さを活かしてCBR250R以上に楽しめる、と色々準備を進めていたようでした。

カブで北海道へ行く予定をしていた社長は、スラクストンに乗る里見さんが休みを取れたので、北海道へ一緒に行くことになり、急遽VTR-Fをスポーツツアラーに仕上げる突貫作業が始まった。

北海道

概略は能登ツーリングの後に聞いていたので分っていましたし、社長は特製のツーリングキャリアをすでに準備していて、細かなパーツ類も全て手配済みだったので、思った以上に速く仕上げることが出来たのは驚きです。

スクランブラーなどと同じように、ライダーとしての実体験をベースに、バイク屋NWJCの拘りをバイクで表現するスタイルは、継続的に時間を掛けて、楽しみながらライダー目線で形にして行く独特のものがあり、チョットまねのできないところも有りますが、バイク屋として勉強になります。

VTR-F vs VT250Ⅱ型

ロングツーリングでも心地よく走り続けることが出来るようにと前後サスペンションを見直して、積載性を高めたNWJCオリジナルのツーリングキャリアを装備した、VTR-Fで北海道ツーリングから帰って来た社長は、VT250Ⅱ型に乗っていた私が記憶する250のイメージとは違い、最高に楽しかった、とVTR-Fを絶賛していました。

今回のツーリングでは、何がそんなに楽しかったのか知りたいと思い、VTR-F NWJCツアラー仕様を高速道、一般道、ワインディングを走らせて、うろ覚えの記憶ですが、当時のVT250Ⅱ型のことも思い出しながらツーリングを楽しんできました。

VT250Ⅱ型

高速道では常用速度+αで、エンジンが無理をする感じも無く楽々巡航ができて、肩には風があたるがフェアリング効果で手には風圧を感じることがない、よくできたフロントカウルだと感じました。

ミラーの取り付け位置を少し変えるだけで、後方視界が良くなったのも実感しました。それよりもセットバックキットで変更されたハンドルポジションは絶妙というか、ロングツーリングには重要な事だと実感。

ハンドルポジション

トンネルに入ると250ccの排気量だから体験できたのか、アクセルは一定のままなのにスピードが上がって行く。空気抵抗とはこうゆうことなのか、と改めて思いましたが、VT250Ⅱ型では感じなかったことです。というより、アクセルを全開にして、もっと走れ!という思いが強く、そんなことを感じる余裕がなかったのではないかと思います。

VT250Ⅱ型はエンジンを無理やり回す感じで、回さないと走らない。それに比べて、エンジンメンテナンス施したVTR-Fは全域でストレスなく回りアクセルを開けるのが楽しくなります。

高速道を降りて一般道では、ギヤはトップの5速のまま、楽に車の流れに乗れて走行できました。VT250Ⅱ型では、回転が下がるとチェンジをしないと加速しなかったのですが、VTR-Fは2,000rpm以上であればチェンジをすることなく、5速のままでも加速をすることができます。

VT250Ⅱ型や当時の400ccよりも低速でのトルクがあり、インジェクション化されたVTR-Fが飛躍的に進化したことを実感です。

VTR-F2

VT250Ⅱ型は、一般道では乗り心地のいい足回りでしたが、ハイペースになると車体が重く感じて、ラインを選ばないと回らない感じだったように思いますが、あの頃の私は、まだ初心者だったせいもあると思います。

スタンダードのVTR-Fは、サスペンションがクタクタでペースが上がると曲がらん、と社長が云っていましたが、私も試乗した時に同じことを感じていました。
能登ツーリングの前に若干見直をしたようですが、その後フロントスプリングを特製のWPプログレッシブスプリングに変更して、リアサスも見直して、足回りを刷新しました。 

NWJCツアラー仕様へと進化したVTR-Fは、どのラインからでも不安なくコーナーに侵入でき、スパっと向きを変えることができて、ハイペースで走るワイディングでは、コーナーリング中のギャップや路面のうねりでも、安定したライディングを楽しめて思わず笑みが出ました。

2台

足回りの設定を変更した社長の駆るCB1100は、ウエット路面や落ち葉を敷き詰めたワインディングでも軽快に安定感のあるコーナーリングで、立ち上がりからドンドン離れて行きそうだが、VTR-Fのアクセルをワイドオープンすると、軽快に吹き上がるエンジンとシャープなコーナーリングで後ろに続くことが出来る。

VTR-FとVT250Ⅱ型は別次元

今回、200km程度の距離をVTR-Fで走ってみて、勿論、NWJC独自のメンテナンスとモディファイを施してあることが前提ですが、低速からトルクがあり、シャープなコーナーリングで、扱いやすく、これならロングツーリングも楽しめると思いました。

奥美濃

VT250Ⅱ型に乗っていた頃の250のイメージと、同じVツイン250のエンジンを積んでいるVTR-Fは別次元であることと、ロングツーリングを楽しめるとは思えなかったノーマルのVTR-Fと、NWJCで仕上げたツアラー仕様のVTR-Fは別物である事を実感することが出来ました。

奥美濃2

VT250Ⅱ型に乗っていた時は250ccや400ccはエンジンを回して、パワーバンドに入れて走るものだと思っていましたから、いつかは750ccと思いながらリッタークラスのCB1000SFを更に走るようにと、ボルトオンパーツを取り付けて楽しんだ時期も有りました。しかし、今回のツーリングで、アクセルをワイドオープンにできて、ワインディングを軽快に走る事の出来るVTR-Fのほうが、使いこなしてライディングを楽しんでいるという充実感があることを実感しました。

社長が、北海道ツーリングでVTR-Fは最高に楽しかった、と絶賛しているのは、荷物を満載していても、走り続けてライディングを楽しんできた事だと、ワインディングを走りながらピンときました。

VTR-F

時代が変わり、今はリッタークラスが当たり前になっていますが、速さだけを求め必要以上のパワーやスペックだけでは日本の道を楽しめないと思っていました。軽量級の250でもVTR-Fなら、速さより心地良さで走り続けることを楽しみながら、ライディングも楽しめる、スポーツツアラーにできることを実感しました。

私同様に、当時のVT250に乗っていた同世代のライダーは、VTR-Fツアラー仕様に乗って、当時のVT250を思い出しながら、VTR-Fの面白さと日本の道を充分に楽しめる事を是非!体験して頂きたいと思います。

2014-10-31

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