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スタッフのバイクライフ

2011-11-04

古代への道(継体天皇の薄墨桜編)ツーリングレポート

福井の薄墨桜?

10月24日に社長と明さんと僕の3人でトライアンフボンネビルT100、スクランブラー、CB1100に乗って古代への道(継体天皇の薄墨桜編らしい・・)ツーリングに行って来ました。と言うより、明さんと僕で勝手に社長に付いて行って・・・というのが正しくて、古代への道ではなく、古代の道で少々野蛮というか無謀というか・・面白いツーリングでもあったような・・・。

日曜日の夜、片付けが終わって社長の明日の予定を聞くと「うーん・・・明日は久しぶりにボンネビルT100でふらっと越前の薄墨桜でも見に行ってこようかなと」と言われ古代への道に関連したツーリングのようで何か楽しそうだなと思ったのと、根尾じゃなくて福井の薄墨桜?そんな話聞いたことも無く見てみたかったので それなら明さんと僕も一緒に行ってもいいですか?
「うーんいいけど・・・ほんとに行くの・・・?大丈夫かナ~?」と社長の言葉。

あれ~?なんとなくいつもと違う感じでしたが、その時は「ほんとに行くの・・・?」の意味と「大丈夫かナ~?」の意味を全く理解していませんでした。

もしスクランブラーとCB1100で行かずにCB1300とストリートトリプルRで行っていたら・・・ツーリングレポートどころではない事になっていたと思います。古代への道というのは、場所によっては非常に険しい道もあるのだと痛感してきました。

中間排気量や小排気量で出かけるのも、気分や趣、ルートなど色々な要素が入り混じってカブ110やドリーム125、XR230、トライアンフボンネビルT100やスクランブラー、タイガーにBMWのOHV R100RSやOHV R100RT 等、一人のツーリングライダーとして楽しむことと、使い勝手の良さなど色々なことを含んでいることが今回付いて行ってよ~く分かりました。

古代への道というのはHPでも紹介していて日本の歴史とバイクが大好きなメンバーの方達何人かと社長とでバイクでいろんなところに行き、実際に日本の古い歴史に触れて史跡、遺跡、神社などを尋ねて(日帰りもあれば泊まりも有り)楽しんでみえて、ただ行って見てくるだけとは違い皆さん非常に良く勉強されて古代史等の本も沢山読んでいて、夜社長とメンバーの方の話を聞いていると、歴史関連の本の話や神話や神社の伝説伝承の話など、とてもバイク屋での風景というか内容ではない事も多々あります。(しかし、あまりHPにUPされていないのは何故でしょうか?)

最近は、社長の影響を受けて僕も分かりやすく読みやすい古事記や太平記、壬申の乱の本(マンガ版や図説の多いもの)を僕と同じように社長の影響を受けているメンバーの人に貸してもらったり、買ったりして少しずつ読んでいますが駆け出しの見習いみたいなもんです。

古代への道は古代の道

南店に9:30集合して、社長から今日はココへ行くから案内をしてくれるかな・・・と言われて、地図や資料に社長のガーミンGPSを渡されて、ガーミンGPSに目的地の座標等を入れたり(今回はGPSに目的地の北緯と東経の座標を入力した後のルートはフリー、ピンポイントで行くのが古代流?みたいでホントにこれで到着出来るのか内心不安でした。)GPSの取り付けをしてからで、出発はかなり遅めの10:30頃になり、とりあえず鯖江までは羽島ICから高速を使い時間と距離を稼ぎました。

鯖江ICで高速を下りて下道でGPSを頼りに僕たちが案内役で走り出しましたが、予想通りGPSがあるにもかかわらずルート間違え・・・Uターン2回?「君たち、ナビまで付けて何やってんの?」 社長が見るに見かねてもう一度座標を再度入力と動作確認でようやく本来の道で越前の薄墨桜を目指しました。

2回目のUターンの時に見かけた継体大王ゆかりの地の看板

GPSの旗印ポイントに近づくにつれて道は細くなり、人家も少なくなり細い登山道の入り口らしき看板発見!薄墨桜登山道?登山道・・・??と書いてあり入っていくとゲートが閉まって行き止まり。

何かいや~な予感が・・・。

Uターンして軽トラに乗った地元のおじいちゃんに道を尋ねて大きく迂回。ここから社長が先頭となり山を登って行くにつれ何かいや~な予感が・・・・。 最初は荒れた舗装路で次がコンクリートに濡れ落ち葉だらけで、次はコンクリート舗装前の砂利状態になり、いや~な予感が当たってしまった。

社長は、ボンネビルT100でペースも変わらず、どんどん進んでいくので必死に付いていきますが、とうとう道は完全にダートになり頂上付近の別れ道で、GPSの座標とコンパスで目標の方角を右に確認して、更に険しい林道を進むことになりましたが、実は左が正しい道だったのです。

しばらく走っていくと先頭を走っていた社長が止まっていて、ニヤニヤと笑いながらホントにこっちか?コンパスは?と聞かれ再度見るとなんと針は逆!!! あれ~っ、さっきは確かに・・・あれ~っ、の連続で本日4回目のUターン。

今来た道を戻ることになりましたが、何故か社長はまったく平気みたいで、むしろ楽しんでいるみたいでお先に~って一言で あっという間にボンネT100と一緒に消えてしまい後に残るのはタイヤの跡だけ・・・。この前ボンネT100のタイヤを何故デュアルパーパス用のオンロード主体のタイヤに変えていたのか理由が・・・、今日の事を想定してのタイヤチョイスなのかよく判りませんが、オン・オフ問わず、道を選ばず楽しむ楽しみ方なのか、僕の苦しみ方なのか・・・?社長の楽しみ方が、ようやく分かり始めました。

CB1100で林道を・・・

CB1100で林道を通りぬかるんだ道へ向かって行き・?・何をしに来たんだろう?何故社長についてきてしまったのか・・・?後に残された僕たちは、ぬかるんで、前も後ろもズルズルとすべる道をとにかく必死に戻るしかありませんでした。とにかくトレッキングで覚えた丁寧なアクセル操作だけに集中して無事難関突破!!別れ道の所で僕たちの方にカメラを構えて待っていた社長にようやく合流できました。

リッタークラスで低速域のツキが悪く半クラッチをあてるようなエンジンコンディションだったら当然ぬかるんだ路面ではスリップを繰り返し、不安定な状態を延々と続けて最悪の場合CB1100はボコボコになり・・・・。CB1100はエンジンコンディションもバッチリと整えていましたし、アイドリングからアクセルを少し開けた超低速でのツキも当然良かったのと、トレッキングをやっててホントに、ホントに良かったです。

社長からは「ライダーの目線とメカニックの感性の融合」をこんなところで実体験できて良かったネェ~と冗談ともマジともとれる声を掛けられました。無事に戻れたことを喜んでいたら下のほうからエンジン音が・・?見るとカブに乗って背中の籠みたいなのに枝打ちハサミをいれて普通に走ってくる地元のおじいちゃん。山仕事に行くみたいで、すれ違い様に僕たちに「凄いねー」と笑って一言。うしろ姿がカッコよすぎました。

撮られた写真を後で見せられて「こんな道は、笑いながら目をつぶっていても走れるのか?それもCB1100で・・」とキツイ冗談を言われました。

越前の淡墨桜に到着!

さっきよりは、いくらかマシなダートの道をしばらく進んで、ついに薄墨桜の看板に到着!

エンジンを切るとシーンと静か。看板にかすかに残る矢印の方角を見ましたが、それらしい桜の樹は見当たらず道は全く手入れされていませんでした。下れそうな道も無く、草木が生い茂る下の方に桜らしき樹が見えましたが、根尾の薄墨桜を想像していたので、全く違っていて少し残念。社長は山伏岩の下で、しばらく桜の樹らしき方向を眺めたり、その付近から見えるふもとの景色や山々を何も言わず静かに眺めていたので、もっと違う事や他の事を想像されていたように見えました。

今度来るときは、XR230で林道ツーリングも兼ねて、春になって桜の咲く頃にまた来ようかということになり山を下りました。

山を下りて町に出られたときはホッ・・・としました。帰り道は、冠山峠を越えて徳山ダム、根尾の薄墨桜を見て帰ることになり、山を下りて冠山へ向かう途中池田町で給油と越前おろしそばを食べましたが、自分の中では凄い所を走ってきたという達成感があって美味しさ倍増していました。(おそらく明さんも同じだと思いました)バイクの面白さというか奥深さみたいなものをものすごく感じました。

日本の道に似合うバイクたち

今回の山道は車では到底無理でバイクならでは、バイクで行くから楽しいと感じられたと思いましたし、CB1100、ボンネビルT100、スクランブラーの大きさはちょうどいいサイズで、行きの高速も流せるしダート、田舎道と日本の道に良く合っていて一緒に旅に出かけてみたくなる相棒みたいなバイク達でした。

CB1100は古い町並みや田んぼや田舎道の日本の景色に良く似合うと思いますが、ボンネビルT100やスクランブラーは、イギリス製なのに何故か日本車より日本の風景に良く似合い、景色に溶け込むようなバイクなのが不思議です。奇抜な形(デザイン)や色などを使わず昔からあるオートバイらしい形だから見ていても雰囲気があり伝統を感じさせて、何処かにのんびりと行ってみたくなる気になる様な気がします。

何故「古代への道」なのか?

美味しい「越前そば」を食べておなかも気分もいっぱいになって冠山峠へ向かいました。ずぅ~と以前にVFR800とCB1300SFで走って越えた時、おっかなびっくりで越えたことを思い出しましたが、今回はダート走破後でしたから何故か怖さも無く、景色を見たりする余裕なんかもあって気持ちよかったですし、何事も経験は大事だと思いました。何よりも積極的に楽しむ気持ちが一番です!!

今回、初めて社長が楽しんでいる「古代への道」に無理やりついて行ったのですが、社長が車両の事など一言も触れることなく、ほとんど無口で静かに景色をいつまでもボンヤリと眺めているので、いつもとは様子が大きく違うのが驚きでした。峠の県境で休憩しているときも社長は静かにじっと景色を見ていたので、何故?車両の事などに触れることも無く、ただ黙って景色を眺めているのかを聞いてみました。

「冠山の由来は山頂が烏帽子に似た形をしたところが名前の由来らしく、烏帽子というのは遠い昔につけられた名前のようだし、謎の多い継体天皇と薄墨桜に関しては通説とはかけ離れている古代伝承をもとに、約1500年前に古い峠道を越えて今と同じような景色を眺めながら越前へ入った男大迹王(おおどのおおきみ、後の継体天皇)一行の事などを想像したりするのは、歴史家のような知識も無いし、遺跡など何か物的なことを確認したり求めているわけじゃないが、日本人として顕と幽が入り混じった記紀や日本神話などの古代伝承を辿るのは自分勝手な想像力により歴史の煌きや夢が、古代へと続いているようで愉しい」と、判るようでよく判らない話を社長がしてくれました。

根尾の淡墨桜は・・・

少し本を読んでいたので今までとは少し違う気持ちで風景が見れてバイクの機動力を活かして違った楽しみ方を見せて貰って、教えて貰いました。
最後の最後に根尾の薄墨桜への道を地元なのに先頭の僕だけが間違えてしまい・・、本日5回目のUターンをして日が暮れる直前に薄墨桜に到着出来て記念撮影。

何度か来た事は有りましたが、今回は特別に見えましたし、今までしっかり読んだりしたことの無い石碑を読みましたらちゃんと継体天皇が植えていかれたと書いてありました。

南店に着いた時は日が暮れて夜になっていましたが、今回もとても満足感と達成感の有る心地好いツーリングが出来て、少しオーバーですが日本の歴史に触れるスケールの大きい古代の道?ツーリングでした。

細川ヒロアキ

2011-11-04

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