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スタッフのバイクライフ

2011-12-24

Gold Wingを楽しむ その3

GL1500 ツーリングレポート

フロントフォークのメンテナンス

先週の浜名湖ツーリングでアドバイスされたフロントサスは、GLと同じプログレッシブタイプの強化スプリングが、ツーリングを終えた2日後には届いていました。

強化タイプのほうが、シャープに気持ち良くツーリングをする為には最適なスプリングということで、ノーマルスプリングより価格は高価ですが、せっかく組むのならより気持ちよく安心して乗れるということで用意してもらいました。

GL1500 メンテナンス開始

早速GL1500のフロントフォークをばらして組み替え作業に取り掛かりました。ノーマルのスプリングと並べると違いは一目瞭然で、これは中々・・・とワクワクしながら組み付けた後に、少しだけ走らせた試運転でしたが、フワフワ感はすっかり何処かに行ってしまいました。

交差点等で曲がる時でも最初の曲がり始めがスムーズになり、固そうで柔らかく、それでいてショックを1回で吸収してくれる乗り味は、少し乗っただけでも明らかに違い、GLのフロントタイヤからフォーク、ステム、ハンドルに一体感が産まれ、少しオーバーな言い方かもしれませんが、GL1800のそれにかなり近づいた感じがして・・・次の月曜日が待ちきれませんでした。

強化スプリング

今年最後のClub MondayはGold WingとR100 OHVで

日曜の夜、社長に月曜の予定を聞くと、天候を思うと、恐らく今年最後の乗り納めとなるかも・・・。今年は随分とご無沙汰のBMWのOHVで行ってみたいなということになり、Club MondayのメンバーはBMWのOHVが意外と多く、バイクショップ可児の小藤社長とドクター村田さんも一緒に行くということで、社長と明さんと僕の5人で行く事となりました。

GL1500とBMW OHV集合

当日の朝を迎えたのですが、やはり前日の雨が残り10時頃にNWJC南店に集合して、小藤さん、村田さんの2人のR100RSと社長がR100RTのモノサスで、明さんはR100RSツインショックで、僕はR100CSの予定をしていましたが、どうしてもGold WingのFサスを試したかったのでGL1500で行く事にしました。

路面が乾くのを待ち、11時頃に南店を出発しました。各自暫く動かしていないBMWのOHVを高速でしっかりと回して走らせたいということで、各務原ICから東海北陸道、名神に乗り中央道経由、東海環状道富加ICで降りて関金山線で金山から和良村経由で郡上と言うルートで狭い峠道も走りました。

BMW R100RS2台とRTの年式は、GLの初期型が販売された88年頃でほぼ同じ時期に発売されていて、今回のツーリングはHONDAとBMWでメーカーは違いますが、とても面白い組み合わせだと思いました。見た目ではBMWのR100RSやRTは古いバイクの様に見えるのですが、途中の休憩で並べて見るとGold WingとBMW R100 OHVは、どちらも其々の歴史があって風格というか存在感みたいなものが在るバイクだと思いました。

コンディションと車両の体感重量は正比例の関係

GLは見た目だけでなく走りにおいても魅力的で、カタログやHPの写真等を見ると高速道路や北海道みたいな直線道路や道幅の広い高原道路を走るイメージばかりが先行しているのですが、実際のツーリングでは渋滞や細い道も多くカタログのような道はホントに一部分だけだと思いますが、渋滞や細い道も含む一般道でも充分に楽しめる事が、体験・体感ツーリングで良く分かりました。

今回も富加ICから金山へ向かう途中で、材木満載のトラックの後ろについてかなりのスローペースで走りましたが、そのような状況でも調子の良いGold Wing だと1500ccのトルクと水平対向6気筒のエンジンレイアウトが産み出す低重心により、安定してユッタリと余裕があり楽に走れて嫌なストレスを感じることも無く、これもまた意外な発見でした。

ノロノロの超スローペースで走ったり狭い峠道など日本の道路事情を知り尽くしたHONDAならではと思いました。実はそのような使い方は苦手なバイクなのでは・・・?という間違った先入観があったのは事実ですが、低速でも余裕を持って楽しめるGold Wingはベストコンディションであるというのが絶対条件だと思います。

峠道

400Kgを超える車重と車格で特にエンジンのコンディションが悪いと、ゆっくり乗ったり狭い峠道では思うように軽快なコーナーリングが出来なくなり、苦痛に思えて嫌になってしまうと思います。

「どんなバイクでも大きさや重さは調子が悪ければ悪いほどそれに比例して大きく重いと体感するし、ベストコンディションなら大きさや重さは車格より一廻りコンパクトに感じて楽しめる」

と社長から言われたのもGold Wing に乗ったことで納得出来ました(GL1500のエンジンは自動調整で手間いらずですが、GL1800では調整を必要とする個所もありますからメンテナンス後の変化を体感するのも楽しみです)。

各部にメンテナンスを加えると、バイクが本来の性能を取り戻してくることがツーリングに行く度に分かるので、メカニックとしてライダーとしてとても楽しめます。社長がいつも言う「先ずはエンジンのコンディションで、次が足回り」と言われるのが今回の試乗ツーリングではとても分り易く、ライダーの目線とメカニックの感性という観点で本当に良い経験が出来ました。

金山に着いたのは1:30頃で金山に来ると必ず立ち寄る美味しいお蕎麦屋さんで少し遅めのお昼ご飯をみんなで食べました。帰りは金山から和良村経由で郡上に抜ける峠道を走り、前日の雪が所々道路脇に残っているのを見て、来春までGold Wingではもうこの道も楽しめないのを残念に思いました。

アドバイスによる新たなメンテナナスPointは?

帰り道のR156でトイレ休憩をしたとき社長から「フロント周りがカチッとした分だけ後ろに違和感が無い?エアーサスの圧を上げて誤魔化しているから判り難いかな?」と言われ「うーん・・・?」 言われてみると何と無くですが、と分かったようで分かっていない答えで・・・。リアサスもフロント同様に経年劣化しているので前後のバランスが悪くなっていると言う事でした。サスペンション等は徐々にたれるので、不具合として感じ取りにくい場所だということを今回のツーリングで実感しました。

社長からアドバイスを受ける

早速帰って左側のリアサスペンションをHONDA純正でパーツセンターへ発注しました。交換したリアサスの外観は汚れてはいましたがオイル漏れも無く、見た目には問題があるとは思えませんでした。

余談ですがGL1500のリアサスはツインタイプで左側がスプリングとダンパーのサスで、右側はエアーポンプを使い加減圧で固さや車高を調整するエアーサスがついています。今回は左側のみの交換で、エアーサスのエアーを300kPs前後で乗っていたのですが100kPs以下でも車体が安定して更に乗り心地も良くなり、トランク廻りの剛性感というかフワフワ感が少なくなった様な気がしてGLの車格が一回り小さく感じるほど効果は絶大で、サスの経年劣化ということも実感できて次回のツーリングがまたまた楽しみになりました。

過去16年の間に行ったメンテの記録を振り返って見ると、タイヤ・オイル・ブレーキパットなどの消耗品の部品交換と点検や車検がほとんどで、トラブルも無く十万キロを超えているGLが沢山いるのも、GoldWing のランニングコストの低さが、耐久性や信頼性の高さを如実に物語っていると思います。

リアサス

コンディションが整ったGold Wingでのツーリングには魅力を感じていますし、GLに乗りながら想ったことは、GL1800の入荷が待ち遠しいですし、GL1800が来たら又皆で山口方面に比較試乗にも行ってみたいし、慣らし運転は16年前にST1100のナラシで連れて行ってもらった出雲大社日帰り1000キロツーリングに一緒に行ければナァ~・・・など、色々想いを巡らしながらGL1500のツーリングを楽しみました。

想うこと

GL1500はまだ細かな所の見直し等を続けて行く予定で、アドバイスをもらい経験したことをツーリングライダーとしてメカニックとして蓄積しながら皆さんにフィードバック出来ればと思います。

細川 ヒロアキ

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