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2011-10-18

CB1100 能登半島ツーリングレポート

10月に入りホンダの休日も木・金曜日から通常の土日に戻り、それに合わせて北店の定休日も以前のように月曜日となりました。

かねてからの予定であった恒例の能登半島へ、それぞれに車両を楽しむことと各部のチェックなどテーマを持ちながら、1泊2日で走ってきた感120%のツーリングに社長と明さんの3人で一緒に行ってきました(NWJCツーリングでは、能登ツーリングは定番でキャンプや日帰りなど色々なパターンでバイク仲間が楽しんでいます。10月にもキャンプツーリングが予定されています)。

今回の車両は、明さんはトライアンフ675ストリートトリプル-Rに乗り、僕はCB1100で、社長はトライアンフボンネビルT100でしたが、時々CBR250Rで能登に来たかったと、つぶやいてました。日曜の夜7:00位には南店を出発する予定でしたが、バイク用レーダーやETC等を付けたりして片付け終わってお店を出たのは8:20となってしまいました。

東海北陸道各務原ICから高速に乗り目的地の能登和倉を目指して走り始めました。ひるがの高原に着く頃に、よくよく考えてみると僕と明さんは先週も見送りで荘川ICまで来てるし、社長にいたっては、2週連続で深夜の五箇山越えですからまるで深夜のバイク便特急みたいです。僕たちの3台以外バイクは1台もいませんでした。

ひるがのSA

気温は先週よりも暖かく・・・とはいえ3度でした。出発前に装着したスクリーン、グリップヒーターの効果で寒いながらも疲れも少なく走れました。

バイク屋としてのツーリングは何の為?

社長に連れて行ってもらうツーリングというのは、バイクに乗る事を楽しむのは勿論なのですが、ただ行くだけでなく何らかのテーマを持ち、車両や装備などのテストもしながらの「ライダーの目線とライダーの感性」を大切にしたツーリングなので、色々なアドバイスや指示により多くの事を得ることが出来るのが何よりです。(景色が良いところも多いのですが、信号も少なく走り続けることを楽しめる道が多いです。)

僕はCB1100で、これからの季節に向けて快適にツーリングを楽しめるような寒さ対策も課題の1つでした。スクリーン、新型グリップヒーター、ウインターグローブなどを試してきました。車両に関係しては、CB1100、ストリートトリプル-R共にメンテナンスで整えたエンジンコンデションがもたらす扱い易さに、前後のサスペンションの調整などを繰り返し更に扱いやすくすることを予定していました。

ひるがのSAに到着して、予定通り?先週同様みんなで「肉まん」を食べて身体を暖めてから再スタート。

長いトンネルをいくつか抜けて、小矢部SAがあと少しの所なのに、途中の城端PAに社長が入っていくので後に続きました。「能登くらいの距離ならすぐだし、此処は春に見ると屋敷林がある長閑な田園風景だが季節を問わず夜景は中々綺麗だから、少し休憩してノンビリ行こうか?」と言われました。確かに砺波平野の夜景は都会の夜景とは違い静けさがあり、とても綺麗で感動しました。

城端PA

小矢部SAで給油を済ませ金沢森本ICからR159を経由して能登道に乗ったところで、曇り空からとうとう雨が降り始めたので早々にレインウエアーを着込み走り始めました。和倉のビジネスホテルに着いたのは日付の変わった3日の0時30分でした。

それぞれの部屋に入る前に、明日の朝目が覚めたら電話連絡で朝食をしようと決めただけで直ぐに寝てしまいました。

翌朝6時30分に目が覚めたので、明さんに電話をして、ロビーに8時集合となり朝食をとりました。もうすでに能登にいるので朝のゆとりが全然違っていて気分的にも楽でした。天気も快晴でしたから今日のツーリングには、期待感が大きく膨らんで来ました。

ホテルを出たのは9時頃で和倉から能登道、一般道を走りつないで白米千枚田、見附島、輪島、七尾、なぎさドライブウェイと社長がリードしながら連れて行ってくれました。途中で道が崩れて通行止めもあり迂回しながら、久しぶりに珠洲の見附島へ向かいました。

千枚田 珠洲 見附島 なぎさドライブウェイ

足回りを微調整

見附島では、CB1100とトライアンフ・ストリートトリプル-Rの乗り味について色々と質問をされて、サスペンションの調整についてアドバイスをもらい、走りながら何度かプリロードの強弱など調整を繰り返し、数回繰り返すうちに、CB1100が更に乗りやすくなりました。明さんのストリートトリプル-Rの方は走りがシャープになって前後のバランスもバッチリになり更に乗り易くなったそうです。

トライアンフ・ストリートトリプル-R

今回乗っていったCB1100はFフォークスプリングをプログレッシブタイプに変更しており、CB1100特有の少しスピードが出てきたときに悪い路面でのガツンと突き上げる様な感じを改善する目的で試しています。

フォークオイルの交換や油面調整などのメンテナンスを済ませておいたのでプリロードの変更を数回繰り返して、それに合わせてリアのプリロードも変更することにより、CB1100全体が引き締まった感じで乗り易くなりました。

少し大きめのスクリーン効果

今回CB1100もスクリーンを純正より少し大きめのタイプに変更することを思いついたのは、この間の早朝ツーリングで、CB400SBにハイスクリーンを試した結果フェアリング効果が上がったことからです。CB1100も高速道路でのフェアリング効果があがり、ヘルメットのブレも小さくなり手に当たる風も少なくなったように思います。

僕は眼鏡をかけているので、風でヘルメットがブレると眼鏡もブレて非常に見にくいので冬だけでなく、フェリング効果の高いスクリーンはいいと思います。(ヘルメットの内装がへたってくるとブレやすくなるので内装には気を使っています。)

CB1100の純正より大きめスクリーン

快適なグリップヒーター

グリップヒーターはホンダ純正の新型で名前を「スポーツグリップヒーター」といいます。何がスポーツなのか?たぶんグリップの太さがスタンダードのグリップと同じでアクセル操作がし易くなっているからだと思うのですが、暖かさは旧型より格段に暖かくなっていました。スイッチがグリップの端に付いているのでハンドルを離すことなく操作ができるのも便利です。

グリップヒーター用ウインターグローブ?

せっかくのグリップヒーターも厚過ぎるグローブでは意味無いですし、操作がしにくいのは辛いですね。今回使ったグローブはRSAのウインターグローブで、グリップヒーターを使用することを前提とした手のひらの厚みを3シーズンと同じくらいにして操作性と熱伝導性を考えた欲張りなグローブです。

企画開発は社長とRSAの足立社長の二人が、ツーリング等で実走テストを繰り返していくつかのパターンをテストして作ったものです。保温効果と防風性に加えてインナーには透湿防水フィルムを装備していて、雨の中でも手が冷たくなりにくい、非常によく出来た欲張りグローブです。

お気に入りの装備は旅の相棒!

CB400SBで早朝ツーリングから使い始めたホンダ純正の新型シートバッグを今回も付けて行きました。CB400SB同様にCB1100のシートにもぴったりのサイズで、ベルト取付タイプのバッグによくあるベルトの余りすぎや締めにくさや、中身が少量の時の型崩れもなく、宿に着いた時も取り外しも楽で助かりました。

レインカバーを試すことになったのですが、バッグ自体がセミハードタイプでレインカバーもバタつかず到着したらカバーの付け根が破れそうになっていたり、知らないうちに飛んでいってあれっ無い・・・という様な心配はなさそうです。

1泊2日位にはちょうど良くてタンクバッグを合わせれば2泊3日のツーリングには程良いサイズで、慣らし中のスーパーカブ110プロにもいい感じです。バイクは勿論のこと、バッグも使い易くて色々なパターンでも対応できるサイズだと結局それが一番お気に入りになって、いつも使いたくなり、使い慣れてきて旅の相棒みたいになるし、結果、長~く使えるのだと思います。

CB1100にシートバッグ

バイクが変わってもタンクバッグはずっと昔から同じモノを使っている方や、ブーツやレザージャケットもリペアしながら10年、20年と使い続けたりしている方も沢山みえます。

社長がCBR250Rで北海道に積んで行ったリヤバッグも20年位前の年代物で一緒に乗り続けてきた年輪を感じさせるというか渋いというかカッコイイと思います。(社長の装備は全体的に年季の入ったモノが多いように思います。新しい装備はテストをしている場合と、これはダメだという装備を長く使い問題点を探っている場合があるように思います。バイクに関しても同じ傾向ではないかと思います。)

ネットで旧い物を手に入れて飾りに使うのではなく、バイクも装備も使い続けて一緒に歳をとって、良い物を長~く使って(ヘルメットは例外)、メカニックとしてより楽しめるメンテナンスの提供と、ライダーとしてバイクを楽しみながら、渋いおやじライダーになれることを目指して行きたいと思います。

ライディングを楽しくする方法は色々あります

今回は夜間を走るのと寒いので、出発前は足を引っ張るのでは・・・?という心配もあったのですが、淡々としたペースでしたが心地好く引っ張ってもらえたのと、防寒対策のおかげで身体も気分的にも楽でした。

帰り道で社長から言われた事なのですが、前よりは乗っている時に腕や肩の力が抜けて、ネコ背の姿勢も良くなり、ライディングフォームが変わったと言われました。ベストコンディションに整えたCB400SBに乗るようになってから、バイクの乗り方というか力の入れ方というか、バイクとの一体感の様なものが少し分かったのでは?と言われて、自分でも言葉で説明するのは難しいのですが、以前より力まずに腕や肩ががちがちになっているのが無くなってバイクに乗るのが楽しくなりました。併し、メンテナンスでコンディションを整える作業が出来てもその良さを楽しむことが出来ないと、ライダーの目線とメカニックの感性が融合しないことを強く実感しています。

大型バイクへの憧れだけで、どうもイメージしている走りとのギャップが大きいとか、持て余していると感じている方は、今一度ベストコンディションに整えてある、CBR250RとかCB400SBのような中間排気量に立ち返って乗ってみると あーこの感じかな?という大型バイクでは分からなかった事が分かり、身体の力も抜けて乗るのがもっと楽しくなると思います。

Bigバイクを上手く操る、一番お勧めの最良の方法は「トレッキングごっこ」です。五官を働かせて体を操る事がバイクを操ることにつながると言われています。バイクとの一体感を見つけ出すことが目的ですが、斜面を登れるとか曲がれたとか、出来るか出来ないかの手段にこだわって、軽いXR230を力で抑え込むような乗り方やXRのエンジン特性に便乗していては、何かが変わることも解ることもありません。社長が、出来るか出来ないかにコダワル人は、スペックやハイメカ、ブランドにコダワル人で、「『ごっこ感覚』は解らないからバイクを楽しむことも解らないのでは?」と、よく言っていますが、それは以前の僕のことだということが、最近何となくわかるようになりました。

CB1100は、ほとんど5速(TOPギヤ)で、アクセル操作もわずかな開度で殆どの道が走れてしまいますが、CB400SBだと3・4・5・6速とチェンジしながらアクセルも全開近くまで開ける様な事もあります。Bigバイクの場合はトップギヤに入れるための1・2・3・4速みたいな乗り方もできますが面白みが・・・。

CB400SBやCBR250Rなど中間排気量の場合はアクセル操作と3・4・5・6速とそれぞれのギヤをシフト操作で楽しみしながらの乗り方ができます。CB1100ほどのトルク感はありませんが、CB400SB revoやCBR250RなどはHONDAの素晴らしい最新技術と、コンィデションを整えるメンテナンスを加えることにより、流す乗り方も充分に対応できて楽しめます。

CB1100はHONDAのネオクラシックとしてゆったりと流す感じで悠々と乗るのが一番だと思いますが、やはりバイクとの一体感を感じながら乗ることが、一番楽しめる様な気がします。
明さんのトライアンフ・ストリートトリプル-Rは、エンジンはさらに軽くなり足回りなど大雑把ですが決まり始めてからの帰り道は、先頭でドンドンとペースを上げながら気持ちよさそうに走っていました。社長は一番後ろからブラブラという感じで少し離れながら走っていました。

今回のツーリングも色々な収穫がある楽しいツーリングとなりましたので次回のツーリングが楽しみです。

NWJC 細川博昭

2011-10-18

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